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バカ夫婦。

とらちゃんとサル。 バカ夫婦歴22年。 何年経っても仲良しで冒険好きな夫婦です。 そんな人生の旅の途中。 出会いや別れの中で気付いたこと、思ったことなどを綴っています。

   
カテゴリー「人生の冒険」の記事一覧

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人生の冒険~リセットと変化

前回のつづき】

一年以上も重荷になっていた大問題がある日突然動き出す。

頑張って動かそうとしてもビクともしなかったのに
まるで自然に雨が降って地面が緩んで大きな岩が動き出したみたいだった。


今までの知り合いの助けもあり
事はどんどん進んでいく。

もちろん とんとん拍子とはいかないけれど
ゆっくりと確実に問題は解決していった。



それと同時に
今度は生活にも大きな変化がやってくる。

詳細は明かせないけれど

私たちにとっては初の試みで
楽しみも少しありながら不安のほうが大きかった。


そのことは少し前から決まっていたんだけど
それまでに大問題のほうが解決したのは本当に奇跡だった。


だけど、大きな問題解決と新しいことの同時進行はさすがに身体に堪えた。


サルも私も体調を崩し


さすがに年齢を感じずにいられなかった・・・


だけど
止まれない。


今、頑張らなきゃいけない。


そんな思いで動いていた。




今思えば何のためだったんだろう。


誰のためだったんだろう。


ただ、必死で自分たちが自らハマった大問題を片付けてた。


辛いことも多かったし
つまずくこともいっぱいあったけど


とにかくリセットできるなら何でもしようと思った。


そうしてようやく問題から解放される・・・・



まぁ、喜びもつかの間で
あっという間に次の変化に巻き込まれていくんだけど・・・・



どこかで不安を抱えながら・・・


どこかで逃げたい気持ちを抱えながら・・・


でも、ほんの少し
ほんの少しだけの期待もあった。


「楽しくなるといいな・・・」


祈りに近い願いだった。



そうこうしている間についに胸の検査の日がやってくる。



この日に私の未来が決まる。



「大丈夫ですよ」
なのか その逆なのか


とにかく検査までにやれることはやった。



いざ・・・・!!!



【つづく】(すみません(^_^;))


とら


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人生の冒険~すべてが動き出した

前回のつづき】

バイクが我が家にやってきて、生活が変わってきた。

何て表現したらいいのかわからないけど更に今を楽しめるようになった。

バイクという贅沢な乗り物のおかげで
今までギスギスしていた感覚がゆったりとしてきた。

ちょっといい感じのカフェに行ってみたり
バイク仲間とツーリングしたり
美味しいものを食べるためだけに遠出をしたり。


そういう時間の過ごし方は何年ぶりだっただろう。


無駄を省いて
我慢して
努力して
勉強して

そんな風に過ごしていた自分たちの乾いた心が潤ってきた気がした。


どこかで
「本当にこんな風に過ごしていいのかな?」

と不安になるときもあった。


だけど、どういうわけか
「きっと大丈夫」と思えた。



せっかくだから楽しく過ごしたい。


笑っていたい。


そういう気持ちでいっぱいだった。



すると不思議な出会いがあった。


知り合いから お灸の先生を紹介され
試しに行ってみることにした。


正直胸のことは不安だったし
藁にもすがる思いだった。



その先生は私の身体を見て言った。


「あらら、しんどいでしょう」


どうやら肝臓が弱く
胃腸が弱く
疲れやすい身体だということだった。


実のところ すぐにしんどいと感じていた。


朝起きて しんどい
ご飯食べて しんどい 眠い
ちょっと動いて しんどい


でもそれは
根性が足りないとか
怠けているとか
頑張りが足りないとか


そう思っていた。


他の人はよくこんなに頑張れるな~と
自分はなんてダメなんだろう~と 
よく思っていた。


だけど、そんな風に
自分だけの「しんどさ」をわかってくれて
救われた気がした。


怠けていたわけじゃないって
許してもらえたようで嬉しかった。


先生に胸の精密検査のことを話し
しばらく通うことにした。


今度の検査までに何かが変わるといいな。
そう信じた。


初めてのお灸の後は
あまりの眠さに
帰りによったスーパーで眠りそうになった。


固まっていたものが動き始めたみたいだった。


人生も身体も動き始めたみたい。
そう思った。



そして更に嬉しいことが起こる。


ずっとずっと1年以上動かなかった問題が
突然動き出した。


もう最近はそのことを考えるのも嫌で
ほったらかしにしていた(笑)


それが突然いい方向に進みそうな話がやってきた。


奇跡だと思った。


サルと二人
飛び跳ねて喜んだ。


【つづく】


とら

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人生の冒険~進むとき

前回のつづき】

身体の不安はあったけれど
検査までは心配してもしょうがない!

そう思って休みの日は二人で楽しくバイクショップに出向いた。

バイクってどれも似たような感じで
今までは見ていてもあまり楽しいと思わなかったんだけど
今回は違った。


あれもかっこいいし
これもかっこいいし


何よりもサルと二人 あちこちに出かけるのが楽しかった。


目的は何でもよかったのかもしれない。


そして二人して惚れたのが
トライアンフ タイガー800だったんだ。


多くのバイクが 「かっこいい!」と思っても
二人乗りとなると後ろのシートが小さかったり
二人乗りには向かないタイプだった。


夫婦でタンデムツーリングが目的だったから
そういうバイクはなかなかなく
あってもドッシリとしていて
悪く言えば「おっちゃんくさい」(笑)


カッコいいと思ったら
かな~り高い!


タイガーはカッコよく
お値段も手ごろで
タンデムでも十分使えるバイクだった。


今抱えている問題が片付いたら
タイガーを買うぞ!


ついに目標が決まってワクワクした。



不思議なことに 実家の家族の問題も良い方向に進み始めた。


だけど、一番大きな問題は一向に進まない。


進むかどうかもわからない。


タイガーはいつになるんだろう?


不安に感じそうになったとき


不思議な出会いがあった。


友達が一枚のDVDを貸してくれ
その内容が今の自分の背中を押してくれるような気がした。


そしてその翌日
ディーラーで最高の一台に出会うことになる。


進むときというのは
ぐんぐん進む。


まるで最初から決まってたみたいに。


問題はまったく解決していなかったけれど
別の方向から何かが手を差し伸べてくれるように
いい案が浮かび


これなら買える!と思った。


嬉しくて嬉しくて
納車までの間
ウエアやヘルメットを揃え


バカみたいに二人して
鏡の前で試着した。


いい年をしてはしゃいでいた。


だけど思い出してたんだ。


シロのワクワク治療のことを。


シロが嬉しそうに
キラキラするたびに
病気は影をひそめていったように見えた。


私も嬉しそうにキラキラしていたら
きっと大丈夫!!


そう信じた。


ちょうどシロが旅立って一年経った頃だった。


【つづく】


とら



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人生の冒険~後少しの命だったら

前回のつづき】

「要精密検査」

それは胸に気になるものがある・・ということだった。

当時の私は39歳。

「乳がん」の検査は市のバスで一度マンモグラフィをしただけだった。


診断の通知には
「6か月後にもう一度検査をしてください」
という風に書かれていたので
すぐにどうこうではないのかな?とは思った。


でも、どうしても思ってしまう。

「もし、乳がんだったら?」
「もし、後〇〇の命です とか言われたら?」



今まで遠かった「死」が
突然身近なものに感じた。


もし、残りの人生が少ないとしたら
私は何をやりたいんだろう?


そんなことを漠然と考えた。


「大丈夫!」というサルの前では
あんまりその話はしないようにしたけれど


一人になるとついつい考えた。



今まで本当に楽しかったし
サルやシロに会えて
一緒に過ごして本当に幸せだった。


いろんなチャレンジもしたし
成功・・は叶えられなかったけれど
思い残すことは案外ないかもしれないと思った。


幸いシロは旅だった後だったし
子どもがいないから
私がいなくなっても サルだけなら生きていける。


あぁ、良かった・・・!
心からそう思った。



じゃあ、私が生きているうちに
何をしておきたいだろう?


どこかに行きたい?
何かをしたい?



本当に死を身近に感じた時
旅行をしたり
何かの経験をしたり
そんなことに魅力を感じなかった。


どうせ死ぬのに
何も残らないのに
何だか無意味に感じた。


もちろんサルといろんなところに出かけたいけれど


サルとの楽しい思い出を
もっともっと作ったとしても


きっと足りない。


満足はしない。
もういいって思えない。


一生足りないともいえるし
今で十分ともいえる。



「ああ、私って案外満足してるんだ」

そう思って少し笑った。



だけど、思い残すことはないだろうか?

この世から去る直前
「あぁ・・これができなかった」

そう思うことはないだろうか?



自分のことは満足として
サルに十分してあげられたんだろうか?


ん???


「ひとつあった」と思った。


成功したら
サルにバイクに乗って欲しかったんだった。


若い頃
1300ccのバイクを買ったんだけど
生活や経済的理由で
1年ほどでピカピカのまま手放した。


その時の口惜しさがずっと残ってた。


もし、私が後半年の命だったら
サルにもう一度バイクに乗って欲しい。


サルの後ろにもう一度乗りたい・・・


そんなことが最後の願いだった。


もちろん、最後かどうかわかないけれど。


でも、そのことで
また毎日が新しく動き出した。


【つづく】


とら

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人生の冒険~幸せはここにあった

前回のつづき】

今まで何年もかけてやってきたことをやめた。

そして二人で「やりたい」と思っていたことをやるようになった。


・・といってもすぐに何でもやれるわけじゃあない。


とりあえず 身近なところから
やれることからやってみる。


その時の二人はどこでもいいから「旅」がしたかった。

だけど金銭的にも余裕がなかった私たちだったから


ちょっと出かけるだけでも「旅」と呼ぶことにした。


すると不思議なことに
今までと違う。

何だかうまくいって
タイミングも良くて
幸せだなって感じる。


素敵な出会いもあるし
二人の会話も弾む。


今まで押さえつけていた分
少しのことでも楽しかったんだと思う。


出来る限り
時間がある限り
思いつく限り
あちこちに出かけた。


今までの人生で一番楽しいかも?!
そう思えた。



不思議だ。
「成功」とかいうよくわからないものを捨てたら


こんなに簡単に幸せな気分になれた。


これは負け惜しみなんだろうか?


そうだったとしても
楽しいんだしまぁいいか(笑)


毎日が面白くて
自由な気分だった。


この先、この感じが続けばいいなと思った。


会いたいと思う人に会いに行った。
行きたいと感じる場所に行くようにした。
嫌だなと思うことをやめるようにした。


そんな単純なことが
二人を幸せにしてくれた。



幸せって案外身近にあるんだって思った。


今まで遠くばかりを見ていたような気がする。


いつも遠くて
全然届かなくて
一向に近づかなかった。


もちろん、思っていた「成功」とは違うけれど


「成功」の先にあると思っていた「幸せ」はいつもそこにあったんだよね。


私が気付かないだけで
いつも傍で「幸せ」は気付くのを待ってくれていたのかもしれない。



何だか心がほんわかした。


優しいものに守られているような気分だった。



でも、そんな毎日に
一通の通知が届く。


それは私の健康診断の結果だった。


「要精密検査」と書かれていた。


え・・・・???


一瞬目の前がクラっとした。


そんな言葉が書かれているなんて思ってもみなかったから。



正直 怖かった。



【つづく】


とら


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人生の冒険~諦めた夜

前回のつづき】

奇跡のような旅行だった。
空港に戻った直後
沖縄行きの便は決行になった。


何だか守られているような
祝福されているような気分だった。


旅から帰っても気持ちは高揚していた。


でも、現実の問題はなくなってはいない。

考えなきゃいけないこと
やらなきゃいけないこと
やりたくないこと

いっぱいあった。


でも、気分はこう求めていた。

「次はどこに行く?」
「遊ぼう」
「楽しいことしよう」



いかんいかん。
旅ぐせがついたみたい(笑)


脳が遊びモードに入ってる(笑)


日常に戻さなきゃ。


そう思ったけど
なんだかやる気がでない。


なんだかな~
今すぐすべて捨てて
適当にチャラチャラ生きてみたい・・・なんて。



でも、今の問題を放ってはおけないことは承知している。


ブルーになってきた。


するとサルも同じことを考えていて


二人して更にブルーになる。


何だか今の生活がホントに嫌になってきて
でももう、世間的に若くはないんだよなって絶望しそうになって



何で「成功」なんて始めたんだろう。とか
そもそも「成功」って何?とか


おも~い話になって。



・・・で


考えたあげく


「成功」なんてやめてしまえ!!


ってことになったんだよね。(以前も書いたんだけど)→前の記事はこちら



かなり勇気のいる決断だった。


だって。


何かを成し遂げるために何年も頑張ってきた。
我慢もしてきた。
お金も使った。
失ったものも多いし
今の問題もある。


そんなすべてをやめるってことは
その全部が無駄になる。


正直それは悔しいと思った。



だけどね。


何年も頑張ってきたけど
結局大して前に進んでないどころか
進もうとすればするほど後退していることはどこかでわかってたんだ。


時間ばかりが経っていって
何も得られていないことも。


今までを捨てることも怖かったけれど
このまま今を続けていくことも正直怖かった。


今でも十分に「いい年」なのに
これが後10年20年って続いて
その時の自分たちを想像したら
やっぱりこのままじゃだめだって思った。



このままじゃ
「成功」どころか

人並みの幸せさえ得られないかもしれない・・・・!!


いつの間にか大きな罠にはまってたのかもしれない。


沖縄とは違う本土の夜の海を見ながら
二人で話し合い続けた。



そして 決めた。


「やめよう」


「諦めよう」


「今を楽しもう」


そう決めると
胃の奥で何かが軽くなった気がした。


大きな荷物を下ろした気がした。



ああ、だけど
今ある問題はそう簡単には下ろせない。


それだけは解決しなきゃならなかった。


だけど、そのこと以外はもうやめよう!


悲しくなかったと言えば嘘になる。


だけど嬉しくもあった。


自由な感じで
許される感じで
生きている感じがした。


これからきっと楽しくなる。


そんな予感がした。


【つづく】


とら



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人生の冒険~連続の旅行

前回のつづき】

久しぶりの旅行でワクワクしてなかなか眠れなかった私は
睡眠不足でフラフラとしていた。


だけど、体調のことも気にならないくらい楽しく
普段ならつまらないことも 素直に楽しめた。


心がオープンな感じ。
いい感じ。


いろんなことがツイていた。


天候もタイミングも最高だった。


まるで
何かに守られてるみたいにうまくいった旅だった。


笑いあり
感動あり
発見あり
成長あり
美味しいものあり


文句ない旅


こんなことは何年ぶりだろう?

もしかしたら初めてだったかもしれない。



旅から帰ってからも
思い出しては嬉しくて
いつまでも引きずっていたくて(笑)



何年かぶりの旅行だったのに
またその数日後


今度は3泊で沖縄に行くことになる。


こんなことはそう滅多にない。


いろんなタイミングでそういうことが起こる。


その時はサルと二人だけじゃなかったんだけど


それでも以前住んでいた 大好きな沖縄。
心が高まった。


懐かしい空港。
黄色い日差しがまぶしい。


あの頃を思い出しながら七色の海を見る。


私たちはあの頃と変わったんだろうか?
少しは進んだんだろうか?


考え込むとブルーになりそうだったから
とにかく今は楽しむことにした。



大好きだった沖縄そばやタコスを食べ


久しぶりに金色の夕日を見る。


何もかも忘れられそうな気持ちになる。


嫌なことも
うまくいかないことも。



その時の旅は二人きりじゃないこともあって
気をつかったりして疲れることもあった。


だけど、二人きりじゃなかったからこそ
問題から気をそらすことができたのかもしれない。


まぁ、気をそらしていてもしょうがないんだけどね。


だけど
せっかくの沖縄に恥ずかしくないよう
笑っていたかった。


あの時


いろんな思いで本土に帰って


また沖縄に来るときは


「成功」してるぞ!って思ってたから。




ごめんね、沖縄。


まだ こんなところで ノロノロしてて・・・


頑張ってるんだけどね。


何故だか


うまくいかなくて。



沖縄は
そんな私たちにも優しく

すべての日が
最高の天気だった。


台風が近づいていたんだけれど


不思議と台風は速度を緩め
まったく風も吹かず 最高の青空だった。


まるで 台風は私たちを待っていてくれているかのようだった。


【つづく】


とら




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人生の冒険ー続編ー

ずっと書けたらいいなと思っていた「人生の冒険の続編」

ちょっとずつでも書いていきたい。



あの時問題は山積みだった。

何も解決していなかった。

だけど 不思議と二人の心は晴れやかだったんだよね。


どんなに自分に嘘をついていたかわかった。


どんなに無理をしていたかわかった。


どんなに周りに流されていたかわかった。


それを認めることがようやくできた。


そして新しい冒険の日々が始まった。


以前よりずっと穏やかで
「冒険」と呼ぶにはつまらないものだったかもしれないけど。


そのきっかけは些細なことだった。


問題が山積みの中 
サルと二人 一泊の旅行に出かけることになった。


本当なら旅行なんて行ってる場合じゃない。
それが本音だったんだけど


いろんな状況が背中を押し
せっかくだからということで行くことになった。


今まで 無理して行った旅行はあまり楽しめなかったから
本当は不安だった。


だけど
せっかくなら
せっかく行くなら

楽しみたいと心から思った。


うまくいかなくたっていい
二人が楽しいと思える旅にしたい!


そう二人がお互いに思った。



不思議だよね。


長い間夫婦をやっていると


同じタイミングで同じように思うことが度々ある。



その時も
二人で話し合って決めたわけでもなく


ただ、自然に
「楽しもう」とお互い心で決めてたんだよね。


日常は悲惨で
問題は山積み


だから
旅行の間だけでも
すべて忘れて楽しんでみたかった。


本当は逃げていただけかもしれない。


だけど、その時はそれしかなかった。


【つづく】



とら


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本当の冒険の始まり

前回からのつづき】


本を買った私たちはすごくびっくりした。

今、その時に一番必要なことが書いてあったと感じたから。



本や音楽って不思議。

何度も聴いているはずなのに

その時によって違って聴こえたり

何度も読んでいるはずなのに

その時によって「なんだ!そうだったんだ」って思ったり。




状況が変わったり成長したり


そんな時の節目には音楽や本が絡んでいることが案外多い。


まぁ。
音楽や本だけじゃなく

何かと「出会う」ときは「何かの扉が開く」ことが多いんだよね。


それに


出会いだって


わかりやすいものだとは限らない。


出会っているのに気付かないことだってあるんだ。






長年やってきたことをやめた。


どちらかというと「扉を開けることを」やめた。


鍵を探すこともやめた。


そうしたら


鍵は手の中にあった・・・



まるでそんな感じで


人生ってやっぱり不思議で


だからやっぱり楽しむことを諦めたくない。


何歳になっても。




「もう自分たちは終わった」

そう思ったのに


「まだまだだよ」って言ってくれた気がした。


人生の冒険はまだまだ続く。



むしろ、この年になったからこそ冒険ができるのかもしれない。



無謀な冒険じゃなく


本当の冒険。



いろいろな人生を味わいながら


いろいろな出会いを喜びながら


いろいろな苦い経験を噛みしめながら


いろいろなことに感謝をしながら


進む。



華やかな冒険じゃないかもしれない


地味で、誰にも気づかれないくらいのものかもしれない。


でも、自分にとっての大冒険。


自分にとっての剣と
自分にとっての盾を持って


自分にとってのパートナーやチームと


自分にとっての敵に立ち向かって


自分にとっての未知なる道を行く。


そして自分にとっての宝物に出会う。


宝物を集める。


きっとゴールはなくて


終わりもない。


ううん、死んじゃうときは終わるのかもしれない。



だからこそ。


自分にとっての人生の冒険を

自分らしく


歩いていきたい。



【終わり】


とら

※「人生の冒険」を長い間読んで頂きありがとうございました♪
    また続編を書ければいいなと思っています(笑)

 クリック応援にも感謝しております(とら)

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人生の気づき

前回からのつづき】

あの時のことはどう表現すればいいんだろう。

長い長い暗闇のトンネルの中

不健康な私たちは光がすぐそこに来ていることに
まったく気づかなかったんだよね。



ただ、ひとつひとつに真剣に向かっていた。

ただ、ひとつひとつを大事にしていた。

ただ、ひとつひとつを楽しもうって思っていた。


どうしてそうしたのかというと


この先に
自分たちにとって苦しいことが待っているって
わかっていたからだったんだよね。


どうしようもない家族の事情で
逃れられない状況になるってことが
決まっていたからなんだよね。


だから、それまでの間
1分でも1秒でも大切にしたくて


楽しく過ごしたくて


愚痴なんて言いたくなくて


不安にもなりたくなくて


いろいろな複雑な思いは
心の中の奥のほうに仕舞い込んで


とにかく笑っていたかったんだ。



その時の それはそれは幸せなこと(笑)



いつだってそうなんだろうけど
人はいつの間にか時間に限りがあることを忘れてしまう。


いつか終わりが来るからこそ
今が大切に思えるのかもしれない。




毎日当たり前に過ごしている時間が愛おしくて
サルと二人楽しんでいることが愛おしくて


ただ、目の前のことを純粋に楽しんでいた。


もちろん、問題はいっぱいあったんだけど(笑)



でも、そんな中 光はやってきてくれた。

というより、ずっと光はそこにあったのに
自分たちが気付かなかっただけなのかもしれない。


まるで、本当の気持ちを初めて認めたような
まるで、初めて自分を知ったような
まるで、長い眠りから覚めたような


そんな経験だった。


って別に何があったわけじゃなかったんだけど



私たちはそれに気付いて


長年追いかけてきた「成功」への夢をやめた。



やめたら今までのことが全部無駄になる。


そう思ってすごく苦しんだけど



もう、やりたくないことをやっている暇がないんだってことに気が付いた。



「成功」がしたいと思っていたこと自体が



そもそも本当の自分の夢だったのかもわからない。




あ~あ。

何だったんだろう。今まで・・・・(笑)



そう二人で苦笑いして
でも二人ともスッキリとしていた。



何だか世界は綺麗で
いろんなことが光り輝いて見えた。


その時、突然ひとつの言葉を思い出した。


以前記事にも書いた「不思議な友達」から借りた本のフレーズだった。


随分前に本も返したから細かいことは覚えていない。



不思議とサルも丁度同じことを思い出していて


もう一度その本を買った。


【つづく】


とら


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プロフィール

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とらちゃん&サル
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自己紹介:
とらちゃん♀&サル♂です。
旅にバイク 人生を楽しく生きることをやめずにいるバカ夫婦。

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嬉しいことや 悲しいこと
 
いろんなことに日々向き合って
結局は「楽しく」生きていきたいな。

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