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バカ夫婦。

とらちゃんとサル。 バカ夫婦歴22年。 何年経っても仲良しで冒険好きな夫婦です。 そんな人生の旅の途中。 出会いや別れの中で気付いたこと、思ったことなどを綴っています。

   
カテゴリー「人生の冒険」の記事一覧

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人生の冒険~帰れない(>_<)

前回のつづき】

台風が沖縄に上陸して飛行機が飛ばない。

だけど、台湾は台風らしさはまったくなく 快晴だった。


何だか得をした気分。

私たちはせっかくなので台湾観光をした。


美味しいラーメンを食べたり 買い物をしたり 夜市に行ったり


今、沖縄が大変なことになっているなんて想像もつかなかった。




シロ・・・・大丈夫???


家はどうなっているんだろう。


どんなに不安に思っても 連絡を取る家族も知り合いもいない。


沖縄に残している家族はシロだけだった。


なんだか少し孤独な気分だった。


自由っていうのは 孤独でもあるのかもしれない。




そうして一日が過ぎ、本当にもう帰りたい気持ちでいっぱいだった。


なのに・・・・


翌日も飛行機は飛ばない・・・・・



もう台湾料理にも随分飽きてきていた。


沖縄に帰りたい・・・・


そう思うばっかりだった。


最終日は何をしたのかも覚えていない。


ぶっちゃけ 貧乏だったし、そんな海外旅行なんて大したこともできない。


もちろん、衣食住には困らないだけありがたいんだけど・・・。




3日目。

ようやく飛行機が飛んだ。



帰ってきた沖縄は 家は無事だったものの、
近所の木が倒れたり、庭には落ち葉だらけだったりと
大きな台風だったんだなと思わせた。




結局私たちが沖縄に住んでいる間は、この時ほど大きな台風は来なかった。



メンバーは戸が飛んでなくなったと言っていた。

どんな台風だったんだろう。


知っているのはシロだけなんだけど
話してもらうこともできず・・・・。



帰ってすぐに迎えに行ったシロは
大喜びで さんざん興奮した後 ぐっすりと寝ていた。



ようやく沖縄に帰ってこれて
シロに会えて それだけで満足だった。



でも、なんだか台湾から帰って


私もサルも 気が抜けていた。



それは、生活が落ち着かないことの不安なのか



安定した仕事を捨てたことの後悔なのか



のんびりした毎日への焦りなのか



その全部なのか。



だけど、 口に出したら なんだか恐ろしいことになりそうで


私もサルも そこには触れずにいた。




沖縄の夏はこれからが本番だった。


ギラギラと輝く太陽は 憂欝な気分を忘れさせてくれるには十分だった。



【つづく】



とら

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人生の冒険~不思議な時間

前回のつづき】


何だかしっくりこない私たちを乗せて 容赦なく飛行機は台湾に向かう。

 

よくわからないまま台湾に着き、バスに乗ってホテルに向かった。


台湾はギラギラとネオンが多い都会で 人も多かった。


何だか街全体が急いでいるような印象を受けた。


のんびりしたくて沖縄に来たその時の私たちには合わないような気がした。


早くも帰りたくなったけれど、せっかくなので楽しもうと思った。




料理はもちろん中華料理で 日本で食べるものよりもどれも香辛料がキツかった。



びっくりしたのは、コンビニなどで売っているペットボトルのお茶が甘かったことだ。


なぜかお茶に砂糖が入っている!
これはちょっと苦手だった。


私たちはホテルに到着した。


有難いことにサルと二人部屋だった。
3食付いているし、VIP待遇だった。


一緒に来ているメンバーは10人ほど。
その中には初めて会うメンバーもいて 自己紹介などをしつつ親睦を深める。



メンバーには お姉系の人もいて なんだか滑稽だった。


お姉系の人は私よりずっと女らしく しぐさに見とれるほどだった。


沖縄の人はとてもフレンドリーで 初めて会ってもすぐに仲良くなれた。


「いちゃりば ちょ~でぃ」という沖縄の言葉は
「一度出会えば皆兄弟」という意味だ。


今思い返しても そうだったなと思える。


ここにいてもいい。そう思わせてくれた。





会場で練習をしたり、ミーティングをしたり

何故だか台湾の新聞社で会見をしたりと


相変わらず ついていけない状況が続く。。。


まるで長い夢を見ているような 非日常的な時間だった。



何故、私とサルが 沖縄と台湾の国際交流の場にいるんだろう・・・・



ここにいることが 不似合なような違和感を感じつつ

とにかく イベントをしっかりやろうと思った。



サルも随分エイサーがうまくなっていて
チームの中心的な役割をしていた。


イベントに向けてみんなの心がひとつになり  無事にイベントも終了した。



そして明日帰るというとき


沖縄に台風がやってきた。




もしかしたら 飛行機が飛ばない・・・・??




シロを残してきているから 一日も早く帰りたかった。



でも、延泊の費用も出してくれるというから それも悪くないなと思った。



翌日、台風は沖縄に停滞し、飛行機は飛ばなかった。



【つづく】



とら

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人生の冒険~なぜに台湾?

前回のつづき】

一通りエイサーを踊れるようになった頃 ついに仕事(?)が入った。

修学旅行の子供たちの前で慣れないエイサーを披露するサル。

私は舞台準備などのサポート係。



何でこんなことをしているんだろう・・・??


不思議でしょうがなかった。


学生からみると、沖縄の人だと思っただろうな。


サルのエイサーはまだまだだったけど、イベントは楽しく幕を閉じた。





本当にいい年をして、こんな毎日でいいんだろうか・・・??



求人を見ても、沖縄の就職事情はなかなか厳しい。



まず、工場がほとんどないから 運送なども少ない。



私たちが住んでいたのは、空港から離れていたから 大きな会社も少なく


居酒屋やレストラン、観光関係が多かった。


・・・となると 居酒屋の店員や ホテルの仕事 レストランのバイトなどなど・・・

そしてそれらは時間が不規則で給料もびっくりするほど安かった。



無鉄砲に沖縄に移住したけれど、実際目にした求人には途方にくれた。



どこかで不安を抱えながら 毎日のように エイサーの練習にいく。




でも、それはそれで不思議と楽しかった。



なんだか 沖縄という島は すべて許してくれるような 
そんな感じがする場所だった。



昼間は海でシュノーケルをし、夜は練習 

そして時々イベントの声がかかった。



そんな毎日を過ごしていたある夏の日


突然びっくりする話が舞い込んできた。



リーダーがサルに行った。


「台湾でイベントをする話がきている」


はぁ?????


何だかよくわからないけれど


台湾と沖縄の国際交流のイベントに参加する話がきたようだ。


マジですか???



あれよあれよという間に その話は進み


何だかわからないまま 衣装を新調し
毎日練習に励んだ。


沖縄に来てまだ2か月ほど・・・


何で台湾なんですかぁ????


ってのが正直な気持ちだった。


お金もきついし迷ったけれど、旅費は出してくれるというし、ギャラも出るというので


こんないい話はなかなかないだろうと思い、行くことにした。




シロを預ける手配もし、台湾に出発する朝が来た。



何でこんなことに???


という思いとともに、飛行機は沖縄を後にする。


シロ・・・またまた寂しい思いをさせてごめんね・・・・

心の中でつぶやいた。



小さくなっていく沖縄を見ていた。


コバルトブルーとエメラルドグリーンの海に囲まれた綺麗な島。


あぁ 本当に美しい。


ここに住んでいるんだな。


そう実感した。



それにしても・・・・
まだまだ沖縄が新鮮な今


何故 台湾なんですかぁ~~???


それも、何しに行くんですかぁ~~~???


なんだかアバウトな旅が始まった。



【つづく】



とら



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人生の冒険~浦島な日々

前回のつづき】

沖縄に移住した最初の夏は驚きの連続だった。


ある日、この間知り合いになった島の友達が言った。


「一緒にイベントをしない?」




サルも私も無職だったから、正直焦りがあった。


わずかな失業保険と貯金を切り崩す毎日。


何かしないと・・・・とは思っていた。



せっかくのご縁だと思い、詳しく話を聞くと、
イベントのたびに報酬もあるという。


これも出会い??


せっかく沖縄なんだから、楽しそうなことはやってみたい!!


ということで 参加することにした。



とりあえず、エイサーを踊れるようにならないといけないらしい。



ということで、夜にエイサーの練習をする毎日が始まった。



沖縄の夜は暑い。


びっくりすることなんだけど、外が暑いから 沖縄の夜は外でゴキブリが飛んでいる・・・


蛍光灯に寄せられて ブ~~ンと飛んできて よく見るとゴキブリ・・ということも多々あるから
本当に怖い・・・・(>_<)




私は虫全般が苦手だけれど、ゴキブリは本当に怖すぎて


エイサーの練習をしているときも 
ゴキブリの恐怖に騒いでいたけれど
島の人にとってはやっぱり普通のことらしい。


騒いでいるのは 私だけだった。。。



だけど、夜に仲間と集まって練習するっていうのは 
何だか学生みたいで楽しい。


サルと私が一番年上だったけど、ざっくばらんに仲良くなれるところは
沖縄の素敵なところだと思った。



それからは、練習したり、仲間と一緒に海で泳いだり
(沖縄の人は服のまま泳いで、そのままにしているうちに服が乾くというダイナミックな人も多い)


一緒にお祭りに行ったりと フワフワした毎日だった。



まるで 浦島太郎のような気分で

こんなことしてていいのかなっていう心の奥での焦りと

せっかく沖縄に来たんだからという気の緩みと

新しいことへの好奇心が渦巻いていた。



沖縄では 「仕事は?」「子供は?」
と聞かれることは ほとんどなかった。


本土では 「いい年をして」と言われることが多かったから
そういうところも優しく包んでくれるようで暖かかった。


そんな優しさに触れたとき


自分が傷ついていたんだと気づかされた。


そうだ・・・


だから、何もかも捨ててここに来たのかもしれないな。



そう思った。



とら


【つづく】


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人生の冒険~爆音と思い出

前回のつづき】


扉を開けると ものすごい爆音が襲ってきた。


薄暗い照明の中 タバコとアルコールの匂い。


小さなステージで ヘビメタバンドが演奏している。


外人さんのバンドのようだ。 
その中で一際 目立つのがベース。



う・・・うまい!!!


あまりの技術の高さに 釘づけになった。


私は一時ヘビメタにはまっていたこともあって、その時の血がサワサワした。


こんなところで、こんなに素晴らしい音楽が聴けるなんて・・・・!!


心臓が踊りだしそうに嬉しかった。




よく見ると、ベースだけ日本人だ。


お客さんはほとんど外国人で そんな中で演奏しているその人は
どうやらかなり人気者のようだった。



やっぱりここは日本じゃない・・・
改めてそう思った。


慣れない店で、友達のマネをして飲み物を注文し、ヘヴィーなロックに酔いしれた。


映画の中に入り込んだようなその夜は 今思い出しても夢みたいに思える。


その店にはその後一度も行くことはなかったけれど
独特の空気と爆音は今も覚えてる。


外国のライブハウスはきっとあんな感じなんだろうな。


少し危険な感じがするあの場所を時々思い出す。



世の中にはまだまだ自分の知らないことがある。
見たことのないものや
聞いたことがない音
嗅いだことのない匂い
食べたことのないもの



やっぱりそんなものに出会いたいと思う。


せっかく生きているんだから。


いろんなことを知りたい。





そして、その沖縄ライフにまた新たな展開が起こることになるんだけど


続きはまた次回・・・(^_^;)


とら



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人生の冒険~初めての出会い

前回のつづき】

沖縄という島にも少し慣れてきたころ
ちょっとした出会いがあった。


初めての「島の知り合い」というやつだ。


沖縄では 苗字よりも 名前で呼ぶことが多いらしく
自己紹介の後 下の名前で呼ばれることになったバカ夫婦。

何だか照れ臭かったけど 嬉しかった。


私たちも 初めての知り合いを下の名前で呼んだ。


うん。とっても親近感がわく!


こういう沖縄のリズムが私はとても気に入った。



聞けばその知り合いは 沖縄でいろいろなイベントをやっているということだった。


その中のひとつに「エイサー」というのがあって


まぁ わかりやすくいえば 日本の盆踊りのような感じで(もっとかっこいいけど)


夏の風物詩というか、お祭りなどで地域で踊るものだ。


どんなのかな?と思う方は こちらに詳しく載っているよ→  エイサーのHP



そして、今夜近くでエイサー祭りがあるから一緒に行ってみないかと言うので


好奇心バリバリのバカ夫婦は早速行くことにした。



エイサーってどんなだろう?


ドキドキしながらついていくと 


何だか日本離れした 怪しげなストリートに着いた。



横文字の看板に ネオン 
背の高い外国人がいっぱい歩いていて
何だか こわい・・・・


とにかくはぐれないようについていく


すると 人ごみの向こうから 太鼓の音が聞こえる


黒と赤の衣装の沖縄男子が かっこよく踊りながら 声を出す。


「イヤーササー!!」


「スリーサーサー!!」


おおっ・・なんてかっこいいんだろう♪


私たちの目はエイサーに釘付けになった。



女の子たちは着物を着て 手踊りという踊りを踊っている。


その手のしなやかなこと・・・・


これがエイサーというやつか~。
うん。これもとっても気に入った!!



そして最後は見物客も一緒になって踊る。


その陽気なこと♪


陽が長い沖縄も 少しずつ 夜になっていく。



夢中で見ているうちに 完全に夜になっていた。



更に 怪しい雰囲気は増していて
知り合いがいなかったら 絶対ここにはいれないだろうなと思った。


でも ちょっと怖いその雰囲気も 何だか楽しくて
ここでこうしていられることが とても幸せだと思った。


新しくできた知り合いがまた知り合いを誘って
いつのまにか数人で盛り上がっていた。


オリオンビールで乾杯し
出会いを祝した。


何だか夢の中にいるような気がした。


そのうち、祭りも終わり 「飲みにいこう」ということになった。


そして向かったのは・・・・


怪しげなネオンのあるお店だった。
そこは完全に観光客は入れない雰囲気で

狭い階段があって
階段の前には 米軍の人たちがたむろしていた。


「ええ?ここに入るのぉ?」


戸惑いながらも めったにない機会だからと入ることにした。


米軍の人たちは酔っぱらっていて大声でなにか歌ったりしていた。


まるで映画の中に入ったようだった。


おそるおそる 階段を上る 私たち。


 
できるだけ 平然を装って 怖くないぞと自分に言い聞かせた。


一歩 一歩 階段を上る。



すべてが新鮮で ドキドキして ワクワクしていた。



扉を開けると また新しい世界が待っていた。



長くなったので また今度・・・(^_^;)


【つづく】


とら


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人生の冒険~沖縄初の台風

前回のつづき】


沖縄に移住して1か月ちょっとが過ぎたある年の6月
初めての台風がやってきた。

6月ぅ~~~??


っていう季節にも驚いたけど


台風にも驚いた。


近づいてきているのに 雨がほとんど降らない。



普段より風が強く 涼しいなって感じで

台風が近づいているという緊迫感なんてどこにもない。



ほんとに来るのぉ?って思ってたら


突然 強い風のゴォォォ~~!ビュ~~って音とともに
バラバラ~~って強い雨が降り出す。


だけど、すごいのは建物で、窓を閉めると ほとんど音も気にならないくらい。
(寝るときはさすがにうるさかったけど)


台風が来るという基準で建てられているんだろうな。




私とサルは 何だかとっても楽しくなってきて(笑)



「海行ってみる?」というサルの子供みたいな問いかけに

一つ返事でうなづいて

近くの海まで 台風のドライブに行った。



台風でも車は普通に走っているし 停電もしていない。



それどころか、物があちこちに飛んだりもしていない。



大きなヤシの葉が時々道に落ちているくらいだった。



後で知ったんだけど


沖縄では台風が来る前に 看板や 飛びやすいものはちゃんと仕舞いこみ


紐で固定したりと対策がいつもされていた。



おかげで、台風が去った後は
昨日まで嵐だったのかなと思うくらい 普段と変わらないことも多かった。


気候の違い。
それにともなう習慣の違い。


それを肌で感じたっけ。





海についた私たち。


波が大きくうねっている。


時々 道路にまで跳ねてくる海水に


「わぁ~~~!」


なんて興奮していたのは


本土から来たばかりの私たちだけだった(笑)



他に車は一台もいなかった・・・



そりゃあそうだ。



沖縄では台風は珍しいことじゃないんだから。



荒波にも飽きた私たちは もともと飛行場だったという広い道にいった。


そこでサルが思いついたのは


風で車が動くか???だった(笑)


いい大人がすることじゃない気もしたけど
せっかく沖縄の台風を経験してるんだから やってみることにした。


そのとき乗っていたのはステップワゴン。


ニュートラルにして 風を受けてみる。


すると・・・・


強風に押されて 車が動き始めた。


すごい!!


キャーキャーはしゃぎながら そのままにしていると


結局 時速30キロだったかな?


もっとだったかもしれないけど 
大人二人が乗ったステップワゴンは 元気に走った。


 
とにかく大自然の力に驚いた初めての台風。



そんなバカ夫婦は


数年もすると 台風のたびに レンタルビデオをしこたま借りてきて


お菓子を食べながら ビデオ三昧になるんだけど(笑)


とら

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地球を感じる島

前回のつづき】

とりあえず無事沖縄移住を成功した私たちは
とにかく沖縄を満喫した。


綺麗な海を見ながら のんびりと缶コーヒーを飲んで語る。

ゆっくりと流れる時間がそんなことをしたくなる気分をくれる。


今までのことを振り返ったり 今を味わったり
最高に贅沢で 最高にいい時間だった。



海の楽しみはそれだけじゃない。


簡単なフィンとゴーグル、シュノーケルがあれば
まるでデスクトップやポスターのような景色に出会える。


七色の海の中に顔をつければ まるで別世界だった。


黄色やオレンジ、コバルトブルーの熱帯魚たち。
いろいろな形のサンゴやシマシマのうみへび。


ウインナーを持って潜ると たくさんの魚が寄ってきて
本当に素晴らしい!



こんな世界があるなんて。
地球は本当に綺麗なんだと思った。


だけど、自然は時に牙をむく。


少し波が荒い日だと 引き波だけでも体の自由を奪われ
大自然に好きなようにされる。


自分が小さな存在なんだと思い知らされた。


沖縄は何だか地球が近い。

そんな気がした。


普段から そこにあるのに なかなか気づけない。


そんな地球を 自然を 感じさせてくれた。




観光の島だから テーマパークもたくさんある。


こんなところで働けたら 幸せだろうなと思った私が
後に思い知らされることになるんだけど(笑)



とにかく、今までこんなに遊んだことがないというほど
沖縄を楽しんだ。



だけど、少しずつ 焦りが訪れる。


ゆっくりだけど 確実に。


まぁ それは もう少し後の話だけど。



【つづく】


とら


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2人と1匹の沖縄移住 とりあえず成功!

前回のつづき】


翌日からも忙しかった。

電話をひいたり 引っ越し業者が来たり 
荷解きをしたり 市役所に届け出に行ったり

そして、絶対必要なのがエアコン。

5月後半の沖縄は 私たちにとってはもう夏だった。

業者さんが 汗をかきながら取り付けてくれた。



沖縄に来る前に電化製品はほとんど処分したから
(重量で引っ越し代のほうが高くつくと判断したため)

新しい冷蔵庫や洗濯機、ガスコンロなどを買う。


少しずつ 生活ができそうな感じ(笑)



そして、シロを迎えにいく。


これで家族が揃う・・・♪


シロに早く会いたかった。


新しい家に 慣れてくれるかな。



今までの住まいでは シロは主に庭にいて
夜だけ家の中(ローカや玄関)に入って眠っていた。


だけど、今度の住まいは 庭やベランダで飼ってはいけないというルールがあった。


ということは室内で飼うことが条件ということだ。


20キロ近くあるシロが 部屋の中で一緒に生活する。


それは想像がつかなかった。


だけど、これまたやるしかなかった。




部屋の中に、一応シロの場所を作り 私たちは迎えに行った。



元気でいるかな。


不安と期待で落ち着かない気持ちで 車を走らせる。


ようやくお店に着いた。


お店の人に連れてこられ 私たちを見つけると シロは 怒ったように鳴いた。


尻尾をめちゃくちゃに振り

サルと私を舐めた。



少し痩せているように感じた。



目も いつものシロにしてはキっとキツくなっている気がした。



きっと、不安だったんだと思う。


お店も合わなかったのかもしれない。



ごめんね、本当にごめんね シロ・・・・。


早く家に帰って 安心させてあげたい。


もうどこにも行かなくていいよって思わせてあげたい。




車はシロを乗せて 新しい我が家に帰る。



シロにとって初めての我が家。



さぁ どうなる???






そこは さすがにシロだった。



用意された「自分の場所」にちゃんと座り


ご褒美をもらって 安心したのか 眠そうにしていた。



だけど、どこかトゲトゲしていて 


私たちに恨み言を言っているような顔をしているようだった。


「もう~!!!これこれこんなだったんだから!!!」


そう言っているような・・・



あの時のシロの顔を思い出すと


今でも申し訳なく思う。



だけど、2、3日したら シロも前のように甘えん坊の顔をして


白くフワフワな身体をして 


まるで、今まで室内で飼われていたかのように いたずらもすることなく


言うことをよく聞き


立派な室内犬になったのだった。



大した躾をしたわけじゃないけれど



シロは

「今日からここなんだね。了解。」みたいに

どんなことでも馴染んでくれた。



ありがとうね。シロ。


こうして 2人と一匹の沖縄移住は 無事成功となった。



でも。
まだまだ 人生の冒険は続く・・・・

・・・というか、むしろ始まりだった。



とら


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人生の冒険~沖縄初めての夜

前回のつづき】


カーテンの重要性を初めて感じた気がした。

人は何かに囲まれていると安心するんだ。

絨毯も同じ。

何かを敷くだけでも落ち着くものなんだ。



初めて行くホームセンター。


ホントはもっとゆっくり選びたかったけど 仕方なかった。


綺麗な明るい黄色のカーテンと 白い絨毯を買った。


南国の空気がそうさせるのか、明るい色で部屋を飾りたくなった。



急いで帰って カーテンを付けて 絨毯を敷くと
随分落ち着けた。


少し、我が家っていう気分になった。



車に積んでおいたクーラーボックスが机代わりだった。


サルと二人 買ってきたお茶で乾杯した。



そして、夕食を食べに初めての街へ・・・!!


夜の沖縄の街。


街灯がオレンジ色で 綺麗だった。


基地の居住区の光や お店のネオン・・・


夜の沖縄の顔も新鮮で ただただ嬉しかった。



まだ道もよくわからないから とりあえずわかりやすいA&Wに入った。



サルも私もお祭り気分で

知り合いも誰もいないこの土地が心地よくて

ずっと笑っていた。


変な味のするルートビアでまた乾杯!
完全に浮かれていた(笑)


観光旅行じゃないんだ。
帰らなくていいんだ。
それが不思議で
ただ嬉しかった。


とにかく来れた。

一日目はヨシとしよう!



そして 今日初対面の我が家に帰る。

まだここが家だなんて慣れないけど(笑)






タオルや寝袋、掃除用具なども車に積んでおいた。
荷物がすぐに届かないから これはいいアイデアだった。


キャンプみたいだってはしゃいでいたけど


ガランとした部屋に寝袋は何だか滑稽だった。




シロは大丈夫かな。


ふと頭によぎったけれど


とにかく明日は引っ越し屋さんが来てくれるし 
それが終わったら迎えに行ける!!


と言い聞かして 眠りについた。


落ち着かずになかなか眠れなかったけど


疲れていたのか いつのまにか眠っていた。


【つづく】


とら


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とらちゃん&サル
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自己紹介:
とらちゃん♀&サル♂です。
旅にバイク 人生を楽しく生きることをやめずにいるバカ夫婦。

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嬉しいことや 悲しいこと
 
いろんなことに日々向き合って
結局は「楽しく」生きていきたいな。

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