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バカ夫婦。

とらちゃんとサル。 バカ夫婦歴22年。 何年経っても仲良しで冒険好きな夫婦です。 そんな人生の旅の途中。 出会いや別れの中で気付いたこと、思ったことなどを綴っています。

   
カテゴリー「人生の冒険」の記事一覧

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人生の冒険~シロの沖縄上陸

【前回のつづき】

前回大切なことを書き忘れていた。

飛行機の貨物室に預けたシロのこと。

これが一番大変なことだった。


荷物受取場のグルグル回るので運ばれてくるのか??
いや、まさか・・・

などと思っていると・・・

空港の人がゴロゴロと運んできてくれた。


ケージからはシロの声は聞こえない。

もしかして、吐いたり 調子崩したりしているのだろうか。


「シロ!!」

ケージにかけよる。


すると、安心したのか、怒っているのか

「ワンワン!!」と声をあげた。


シロに変わった様子はない。

一安心し、急いで空港の外に出て、おしっこをさせる。


初!沖縄へのマーキング(笑)




「えらかったね。シロ!よく頑張ったね!!」


サルと二人、思いっきり撫でる。


尻尾を振りながら、少し警戒しているのか興奮しているのか・・
落ち着きのないシロ。


そりゃあそうだよね。


きっと怖い思いをしたに違いない。


「貨物室はどうだった?」
そんな話をしたかった。
どんなだったか シロに聞いてみたかった。



シロはここが沖縄なんて知らない。


暑そうに 舌を出して 必死に臭いをかいでいる。


南国の匂いはする?シロ。


ついに、来たよ!3人で・・・・・!!!



これからここで住むんだよ。


またまた感動が溢れてきた。




だけど、こうしちゃいられない。


シロをペットショップに預けることになっていた。

空港まで迎えに来てくれることになっている。


本当は一緒に帰りたい。
一人にしたくなかった。


だけど、数日はすることが山ほどあった。

手続きに、ライフラインの確保、引っ越し屋の対応。


他人に馴れないシロ。


私たちがまずシロの環境を整えてあげたかった。


慣れない家に置いておくのも心配だった。


私たちだってどんなところに住むのか知らないのだから。


おまけに、車が先に届いている保障もなかった。
その場合はタクシーかバスで住まいまで行くつもりだったのだ。


とにかくすべてが未知だったし不確かだった。




だから、プロに預けよう。


そう思って本土から電話で手配をしたんだ。



時間になり、ペットショップの人が迎えに来てくれた。



シロはストレスで興奮していたのか
店員さんに向かって「ワンワン!」と吠えた。


かなりビビった店員さん。

「思ったより大きいですね・・・」と後ずさり・・・


だ・・・大丈夫か????(^_^;)


不安がよぎった。


だけど、やるしかなかった。


ケージのまま ショップの車に乗せ
何とか 預けた。


きっと、シロはこの日ほど辛い日はなかっただろうと今になって思う。


人がいっぱいいる落ち着かない場所でケージに入れられ


私たちと離され、大きな音のする場所に入れられ
フワフワと揺れ 時々落ちるような感覚に恐れ



ようやく私たちに会えたと思ったら


知らない人の車に乗せられ・・・・・・・
知らない場所へ・・・・


シロ。。。。。ごめんね。


だからなのかもしれない。



シロが癌になったとき

シロが嫌がることをできる限りしたくないと思ったのは。


私たちのワガママにつきあって
怖い思いをさせてごめんね。



シロを乗せた車が遠のく。


いつまでも見ている私にサルが言った。



「大丈夫!相手はプロなんだから」


そうだよね。


きっと大丈夫!!


よし!とにかく まずは住居だ!!!



そうして、前回の「初めての住まい」に向かったのだった。


【続く】


とら




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初対面の我が家にそのまま住む!

前回のつづき】

沖縄移住!ついに上陸っ!!

あの達成感は今も忘れない。

感動と嬉しさと満足感でいっぱいだった。


だけど・・・・

今になって思う。


「いやぁ・・・あれって ちょっと遠くに引っ越しただけやん」って・・・(^_^;)



おおげさに考えていた。
あのころはね。


でもまぁ実際本当に大変だったし。


いろんな決断とともに したことだったし。


あの頃の私たちには大きなことだったんだ。


「安定」と羨ましがられる仕事を辞めて行ったんだから。






車が先に着いているとのことだったので
私たちは港に向かった。


愛車が待っていた。


何だかホっとして嬉しかった。


どこかで少しは不安だったんだろう。


車を愛おしく感じた。


乗りなれた車でいざ出発。


これから住む場所に向かって。


どんなところなんだろう?


いやぁ・・・

これから住むことになる場所を まったく知らないなんて
あんまり経験できることじゃない。


冒険みたいで楽しかったけど
若さゆえにできたことだったんだろう。(いや、世間ではあんまり若くない年齢だったけど)



車で北に向かって進む。


広い道。
ヤシの木の街路樹
米軍基地
おしゃれなお店
青い空
ジェット機の音


うん。やっぱりここは日本じゃない。


すごいことをやってのけたと感じていた。


大きなことを達成できた気でいた。



沖縄そばを食べて 
初めての我が家に向かう。


地図を調べて 写真と見比べて

「ここだ!!」

我が家を発見(笑)


そっかぁ 今日からここに住むんだ。


何だか不思議。


2DKの小さな庭付きのマンション。


ここから新しい生活が始まる!!!



あらかじめ頼んでおいた電気屋さん、ガス屋さん、水道局の人が来てくれて
ライフラインもばっちり。


あっという間に夕方になる。


だけど、日の暮れる遅さに びっくりした。


なんて 日が長いんだろう・・・。



うん。 素敵な島だ。


ゆっくりと日が落ちてくる。
やさしく 少しずつ 夜に変わろうとしていた。


新しい住まいは何だか 他人の家みたいに落ち着かない。



・・・と思ったら カーテンがない。


絨毯もない。


家具も何もない部屋だから 落ち着かないんだ(笑)


あわてて近所のホームセンターに。


・・・とこんな感じで始まった 沖縄生活。


マンガみたいだと思った。


現実に起こっていることのような気がしなくて
何だかフワフワしていた。


【つづく】


とら


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人生の冒険~ついに出発

かなり久しぶりだけど【前回の続き】
(長く書けなくてすみませんでした(^_^;))


沖縄への出発の朝

シロと一緒に車で空港に向かう。

不安もあったけど ただただ嬉しくて。
若さだったんだろうな。
ワクワクして 最高の気分だった。


空港で実家の家族と別れ

シロを預ける。

ここが一番心配な瞬間・・・
大丈夫だからね、シロ。


ケージの中で不安そうにしている。
長持ちするおやつを入れてあるけれど
ちゃんと食べるかな。


一緒に貨物室に乗りたいくらい・・・


手続きが終わり 空港の人に連れて行かれるシロ・・


「アオン・・・ワンワン・・・!!」
寂しそうな声でシロが鳴く。


少しの辛抱だからね。シロ・・・!!


駆け寄りたい衝動を抑えて 自分に言い聞かす。


こんな時思う。


犬に自分の気持ちを伝えられない歯がゆさ。


2時間くらいしたら すぐに会えるよって言ってあげたい。


大丈夫だからって安心させてあげたい。


だけど、言っても理解できないから こんなときは本当にツラい・・・。


人間同士って コミュニケーションがとれるってだけで
すっごく素敵なことなんだなって思う。


だけど、伝えられるくせに 口に出して相手に伝えてないような気がする。
せっかく 相手に伝えることができるのにね。ってちょっと反省。




シロはきっと大丈夫。
大丈夫じゃなくても もうやるしかない・・・・


気持ちを切り替えて飛行機までの時間を過ごす。


さようなら 今までの住まい 
さようなら お父さん お母さん

さようなら 友達みんな
さようなら 日本本土・・・


寂しいなんて思わなかった。

まぁ遠いようで近いし
もともと土地に愛着はないほうだったし。


さぁ 行くぞ!
ついに 行くぞ!

そんな気持ちでいっぱいだった。


飛行機が飛ぶ。

少しずつ 本土が小さくなる。


さぁ 新しい人生が始まる・・・・!!!


飛行機ってだけで すごく遠いところに行くような気がした。


日本を飛び出して 南国に行くんだって気がした。


そして 綺麗な海が見えてきた。


沖縄の海の色を見て思う。


同じ海なのに どうしてこんなに違うのだろうか。


繋がっているのに どこでこんなに変わるんだろうか。


七色の海 キラキラ輝いてる。


沖縄に・・ついに 来たんだ・・・!!!!


季節は5月。
沖縄は梅雨が明けたころだったと思う。


もう季節は夏。



サルと二人 飛び出しそうだった。


ついに上陸・・・・!!!


【やっぱり続く】


とら


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あきれるバカ夫婦…



↑アートしてみました (^ ^)

今、僕らバカ夫婦が夢中になってるもの…

オートバイです(^ ^)

実は、僕が若い頃ずっと夢中で、サーキットなんかも走ってたんです。

っちゅうてもレースごっこみたいなもんですけどね。


これまで色々と乗ってきたんやけど、しばらく乗ってなかったんで、久々のリターンっちゅうわけです(^_-)


そして、試乗してきました!

『トライアンフ京都』

ナイスガイの店長、久保さんは、地元ではない言わばアウェイの僕らにも本当に親切に対応してくださりました。

トライアンフは鈴鹿にも行ったのですが、トライアンフディーラーは何処も親切で、とても気持ち良く対応して頂けます。

ここら辺にもトライアンフの質が伺えます。

安い買い物やないし、買うなら信頼できる、気持ちいいショップで買いたいものやから、トライアンフディーラーはオススメできますね。


さて、洗練された店内には数々のトライアンフ車が並んでますが、今回僕が試乗したのは、タイガー800というバイクで、写真の左側のバイクです。



アドベンチャー(冒険)というカテゴリーに入るバイクで、僕らに完全にハマります(^_-)
(名前もタイガーやしね(^_-))


けどこの日、実は右側の白いバイク、タイガー1050を見に行ったんやけど、どうやらもう新車は出ないそうで、特に白を手に入れるのは至難の技らしいです。(; ̄O ̄)


う〜ん…悩む…


今回、オートバイを買おうという話になり、いつも『どれも同じ』と言ってた
とら(嫁 )が、珍しくハマったんです!

それが、このトライアンフっちゅうメーカーで、英国の歴史が漂う素晴らしいオートバイを作ってくれてます。

僕にとっては、昔からDUCATTIと共に憧れのメーカーやけど、 とら が言うには『生命感』があるそうで、特別らしいです。
(嫁さんが、賛成どころかハマってくれるとは、これ以上ないですわ(^ ^))


しかし、このトライアンフ。
素晴らしいモーターサイクルがいっぱいでヤバいです!

たまりません!


選べません!


ある意味で拷問ですわ〜♪\(^o^)/


けど、一台を選ばんとあかんのです!


三台はあかんと言われました。


ほな間を取って二台!


即答で却下。


そこで、僕らのバイクとの付き合い方を考えたんです…

ここ最近、夫婦で悩みまくり…

四六時中その話ばっかり♪

寝る間も惜しんでその話。

夢までトライアンフ♪


その結果…


おたふく風邪になってしまいました!



↑なんと! (; ̄O ̄)
耳の下、わかります?
腫れ始めなんで、これからでしょうか?


確かに、試乗の前日(トライアンフ鈴鹿に行ってたんですけど)からリンパ腺が妙に腫れてきてたんやけど、嬉し過ぎてリンパ腺も興奮してるんかと思ってたんですが…


とにかく、大人のおたふく風邪はキツイらしいと聞いたんやけど、月曜日に耳の下が腫れ出して、熱は38.7度ぐらいで安定。

病院の先生にも、高熱が出るとかマタンキが腫れるとか子供作れへんようになるとか、色々な危険性を示唆されたんやけど、今は熱出しながらも落ち着いてます(^ ^)


しかし、やっぱり大事なのは健康ですね〜。

それがなかったらお金も時間も使えへん。

予防接種も必要ですね。

あと、オトナゲもね。


まだおたふくやってない人は、気を付けてください。(^_-)



↑とら 曰く『お手伝いロボット』。
かっこええでしょ?


おたふくザルでした。

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人生の冒険~旅立ち

前回の続き】

住まいが決まった。

住所が決まると いろんなことが決めやすかった。


引っ越しの手続き
引っ越し業者 
車の輸送
飛行機のチケット(片道分♪)


シロは一緒に空港まで連れて行き
貨物室で「ペット搭乗」として連れて行くことになった。

 
不安はいっぱいある。
特にシロのことは、話して聞かせても 理解できないから
きっと怖くて不安な思いをさせることになる。


ごめんね、シロ。
少しの間だけ 我慢してね。


沖縄に着いたら 海岸を散歩しよう。
椰子の木にオシッコをかけようね。



そんなことを想像したら ワクワクしてきた。
よおし。 頑張ろう・・・!!


引っ越しの準備は忙しかった。
何せ、簡単に戻ってこれない。


いろんなことをキチンと済ませて
もう戻らなくていいようにしておかないといけない。


お世話になった人に挨拶にいき
友達にも会っておく。


応援してくれる人
寂しがってくれる人
「そんなことよくやるよね~」ってビックリする人


反応はいろいろだった。



ついに 今まで住んでいた住まいを引き払い
新天地への旅立ちがやってきた。


ガランとした部屋を見ると
ここでの生活が
ぶっこわしたくなるような毎日が
もうないんだよって 
そう言ってるみたいだった。


車は先に船で旅立ったから
実家から車を借りて ついでに泊まらせてもらう。


新しい人生が始まる・・・!!

緊張と興奮で なかなか寝つけなかった。
シロも落ち着かないのか ゴソゴソとしていた。


だけど、シロは私達が我が家。
私達が一緒にいれば、大丈夫。
 

行こうね、沖縄に・・・!!


どんな生活が待ってるんだろう?
どんな人たちと出会えるんだろう?


出発の日は もうすぐだった。


【続きはまた今度】


とら

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人生の冒険~決断と準備

前回の続き】


「沖縄に住みたい!!」

一度そう思うと止められないサル(主人)。



不思議と何かに背中を押されるような感じがしていた。



反対していた家族も あることが起こって反対しなくなり

気がかりだった問題も 嘘のようにそのときは穏やかだった。


すべてがGOサインを出している・・・
そう感じた。


勢いが出た。
サルは早速上司に退職の意思を伝えた。


安定した仕事だったから
自分から辞める人なんていなかった。
みんな、退職するまでいたいと思う そういう職種だった。


でも、同僚はびっくりしつつも応援してくれた。
サルは幸せ者だった。


本音はどうだったかわからない。
「そんな甘くない」
「バカじゃないか?」

そう思っている人もいたと思う。
いい笑いものだったのかもしれない。


だけど、やっぱり素直に
「羨ましいよ」
って言って応援してくれる人たちもいて
嬉しかった。



こうなったらもう止められない。
行くしかない。
またやっちゃった・・・(笑)



住むところも何も決まっていない。
当てもない。
もちろん仕事もない。


そして、愛犬シロ。
他人に全く馴れない。
近所の犬とも仲良くなれない。

だけど置いてはいけない。
ここが一番の問題だった。


仕事は行けば何とかなる。(う~ん若い!)
問題は住むところだ。


ただでさえ ペット可は少ない。


ネットで探し 電話をかけて 事情を説明し
ようやく何箇所か候補が出た。


間取り、場所、家賃、保証人・・・
いろんなことを考えた。


当時は沖縄に住むには 
沖縄の人の保証人が必要なところも多かった。


沖縄に知人すらいない私達は
はたして借りられるのだろうか・・・??


不安はあっさり解決した。

その物件は新築で 保証協会というのに入れるとのこと。

正直 新築なんて 高いだろうし
そんな贅沢するつもりもなかったから
相当迷ったけど



場所と間取り、保証人は内地(本土)の人でOK、そしてペット可という条件を
のまないわけにはいかなかった。


犬種の制限はなく、「2匹まで」ということと 「部屋の中で飼う」
というのが条件だった。


当時、シロは屋外で飼っていて、夜寝るときだけ中に入れる
という飼い方だった。


部屋の中で飼えるだろうか・・・??


ううん、やるしかない。


それに、この物件は一階で、小さな庭も付いていた。


写真と間取りを何度も見て


決めた。


電話だけで決めて 敷金などを振り込む。
正直不安だったけど
信用するしかなかった。


とりあえず、一番の難関である
「住まい」は確保できた。


【続きはまた今度】


とら

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人生の冒険~沖縄移住?

前回の続き】

何がどうしてそうなったのか・・

突然「沖縄移住」の話が出た。

二人とも沖縄にはちょっとした旅行で一度行っただけ。

もちろん知人もいない。


どうして沖縄だったのか・・・


それは単純な理由で
『パスポートのいらない 言葉の通じる 南の島』
だったから(笑)


頭がおかしくなっていたのか(笑)
日常をぶっこわしたかったのかもしれない。


もちろん身内に反対もされた。


「何を甘いこといってるの?」
「いつまで夢みたいなこといってるの?」

そんな風に言われた。


「そんなに甘くない」というのはたくさんの人に言われたけれど
そういうことを言ってくれる人は
実際は「その経験者」じゃなかった。


たしかに甘くないのかもしれない。
だけど、もしかして甘いかもしれない。


それに、実際その時の生活も甘くなかった。


何を「甘い」っていうんだろう・・・


バカ夫婦はバカだったから
その辺のことがわからなかったのかもしれない(笑)


ほとんど知らない土地に住む。
それって面白そうじゃあないか。


まずは、下見!ってことで
一度二人で沖縄に行くことになった。


気候、風土、生活、食べ物・・・
沖縄のいろんなことをまったく知らなかった。


当時「ちゅらさん」が流行っていたみたいだけど
私達は見ていなかったから
よく言う「沖縄病」ではなかった。


行くって決めて下見をする。
やっぱり私達らしい。

でも。
今なら思う。


「もっと情報は必要だ。」


たしかにあまり頭でっかちになるほど情報を集めすぎて
動けなくなることもあるけど


何事も備えはあったほうがいい。


それに気付いたのも
バカな行動のおかげなのだけど・・・・。


結局一度の下見で おおいに気に入った私達。

七色の綺麗な海
暖かい冬
目が痛くなるほどの太陽
透けるような青い空
入道雲
ため息の出る夕焼け


沖縄そば
タコライス
ソーキ
ゴーヤーチャンプルー

・・・ん?食べ物(笑)


日本でありながら日本でないような
そんな光景に夢は膨らむ・・・・!!

『絶対に沖縄に住みたい!』


そう強く思った。


【続く】


とら

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人生の冒険~認めること

前回の続き】

私もサルも ようやく得たその毎日が
「なんだか違う」って思っていたんだけど

認めるのが怖くて
言葉に出来なかった。

言葉に出すと 押しつぶされそうで。


いつの間にか数年が経っていた。


そんな綱渡りみたいな毎日に変化があったのは
やっぱりボロ家だった。


冬の寒い日。
湯沸かし器が「ボン」という音を立てて壊れた。

無理やり付けたような古い湯沸かし器だったから
壊れるのも無理はない。


さっそく大家さんに電話すると・・・

「それは、以前住んだ人が勝手につけたものだから
うちは関係ない」

と冷たく言われた。

冬の寒い日。
お湯が出ない状態。
惨めだった。


仕方なくホームセンターに湯沸かし器を見に行くと
ガス栓やホースまで取り替えないといけないらしい。



もうなんだか やんなった。
いろんなことが やんなった。



「こんなはずじゃなかったのに・・」


どちらからともなく
ポロっとそんな言葉がこぼれた。



頑張ってきたけど
ここは思っていた場所じゃない。

目指してきた場所じゃない。


周りに乗せられて それを信じて頑張ってきたけど
私達が望む場所は どこにもなかった。


どうすればいいかわからないけど
でも、今が違うことはわかる。


初めて認め 口に出したことで
絶望の中に希望が見える気がした。


そして、大きく人生が変わり始める・・・・


【続く】


とら

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人生の冒険~ひどい住まい

前回の続き】

今まで引っ越しをたくさんしたけど
当時の住まいは最低だったな。

でも、その最低な住まいが
最低な日常から出るきっかけをくれた。

・・・ということは結局「最高の住まい」だったのかもしれない。


人生
『終わりよければすべて良し』


こういうところ 気に入ってる。

途中はいいんだ。
ちょっとくらい情けなくても。
失敗しても
かっこわるくても。




で、そのひどい住まいはというと・・・


いつ建てられたかわからないくらい古く
天井は低く 暗い。

トイレは狭く サルが入ったら扉が閉まらない(笑)

隣りとは壁がくっついていて 声が丸聞こえ。

そんなところに 結構しっかりした家賃を払って住んでいたわけは


「愛犬シロ」だった。


素敵なマイホームを泣く泣く手放し
シロとともにやってきた 新しい場所。


そこは随分地代が高く 
庭があって 犬が飼えるところなんて
なかなか なかった。(当時は)


だから サルの勤務先から遠くても
家の前をダンプが通っても
日が当たらなくても
すきま風ピュ~ピュ~でも


シロと一緒に住める家が
そのひどい住まいだった。


でも。
なんだかそんなところに住むことも
最初はちょっとワクワクしたっけ。


新しい土地
新しい生活


面白い事だってある。


そしてそんな住まいとも
すぐに「さよなら」できる・・・って
そう思っていた。


人生 そう甘くはない(笑)


引っ越しというのも
案外お金がかかるもので

もちろんお金だけじゃなく 
手間も時間も・・・


だから ついつい 日常を続けていた。
不満を抱えながら 
不安も抱えながら


シロもきっとあの頃の暮らしは
好きじゃなかっただろう。


せっかくの庭も 日当たりが悪く
大家さんはペットのことなんて
絶対に考えてないってこと よ~くわかった。


古く 汚く 立地が悪いから
「ペット可」にしておけばいいって思ったんだろう。


まぁとにかく
そんなひどい住まいだったせいで


毎日の生活が なんだか 貧困臭が漂っていて(笑)

なんのために ここに来たんだろう・・・って

そんな風に思うようになっていた。


【続く】


とら

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人生の冒険~日常に疑問を持つ

随分前の話だけど
毎日が何だかつまらなくて
希望もなくて
 

「生きてても仕方ないなぁ・・」なんて
いつのまにか呟いていた。
 

そんな言葉が出る自分に驚いて 怖くなった。
 


だって。その環境を私とサルは望んでいたんだから。
 

そのために手放したものもある。
 

失ったものもある。
 

我慢したものだってある。
 

いろんな思いでやっと手に入れた「今」
 


そんな「今」のはずなのに
どうしてなのかな。
 

ため息しか出ない。



繰り返しの毎日。
終わりのない日々。
 

何かを忘れているような焦りが心の奥でざわざわする。



もう、壊してしまいたい。
そう思っても いろんなしがらみがあって
動けない。
もうこのまま動けない。



そう思っていた。



だけど、そうじゃなかった。
その気になれば動けた。


 

当時、退職まで安心な仕事に就いていたサル。
 

福利厚生もしっかりしていた。
 

私は専業主婦。
 

理想的かもしれなかった。
 


理想だった。最初は 確かに。
 


でも、安心と引き換えに代償として払ったのは
希望の無い毎日。



たしかに安心かもしれなかった。
だけど快適じゃなかった。
自由じゃなかった。



じわじわと真綿で首を絞められるような感じで
時代のせいもあるけれど
年々条件が厳しくなっていく。
 

それでも「有難い」と思わなきゃいけない。
 


毎日、地獄から這い上がるように起きていた。
そして、毎日繰り返していた。
 

何か罪を犯して その罰を受けるように。
 


今思えば、たしかに罪だったのかもしれない。
 

「自分を生きる」ということをしていなかったんだから・・・。
 


でも、ここに来るために犠牲にしたことを考えると
ごまかして生きるしか仕方ないように思えた。
 

あの頃の私達は 暗い道で彷徨ってるみたいだったと思う。
 


そこから抜け出せたのは
ひどい住まいのおかげだった。
 

それは、いうなれば愛犬シロのおかげだった。


【続く】


とら


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プロフィール

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とらちゃん&サル
性別:
非公開
自己紹介:
とらちゃん♀&サル♂です。
旅にバイク 人生を楽しく生きることをやめずにいるバカ夫婦。

出会いや別れ 失敗や成功
嬉しいことや 悲しいこと
 
いろんなことに日々向き合って
結局は「楽しく」生きていきたいな。

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