【
前回の続き】
「沖縄に住みたい!!」
一度そう思うと止められないサル(主人)。
不思議と何かに背中を押されるような感じがしていた。
反対していた家族も あることが起こって反対しなくなり
気がかりだった問題も 嘘のようにそのときは穏やかだった。
すべてがGOサインを出している・・・
そう感じた。
勢いが出た。
サルは早速上司に退職の意思を伝えた。
安定した仕事だったから
自分から辞める人なんていなかった。
みんな、退職するまでいたいと思う そういう職種だった。
でも、同僚はびっくりしつつも応援してくれた。
サルは幸せ者だった。
本音はどうだったかわからない。
「そんな甘くない」
「バカじゃないか?」
そう思っている人もいたと思う。
いい笑いものだったのかもしれない。
だけど、やっぱり素直に
「羨ましいよ」
って言って応援してくれる人たちもいて
嬉しかった。
こうなったらもう止められない。
行くしかない。
またやっちゃった・・・(笑)
住むところも何も決まっていない。
当てもない。
もちろん仕事もない。
そして、愛犬シロ。
他人に全く馴れない。
近所の犬とも仲良くなれない。
だけど置いてはいけない。
ここが一番の問題だった。
仕事は行けば何とかなる。(う~ん若い!)
問題は住むところだ。
ただでさえ ペット可は少ない。
ネットで探し 電話をかけて 事情を説明し
ようやく何箇所か候補が出た。
間取り、場所、家賃、保証人・・・
いろんなことを考えた。
当時は沖縄に住むには
沖縄の人の保証人が必要なところも多かった。
沖縄に知人すらいない私達は
はたして借りられるのだろうか・・・??
不安はあっさり解決した。
その物件は新築で 保証協会というのに入れるとのこと。
正直 新築なんて 高いだろうし
そんな贅沢するつもりもなかったから
相当迷ったけど
場所と間取り、保証人は内地(本土)の人でOK、そしてペット可という条件を
のまないわけにはいかなかった。
犬種の制限はなく、「2匹まで」ということと 「部屋の中で飼う」
というのが条件だった。
当時、シロは屋外で飼っていて、夜寝るときだけ中に入れる
という飼い方だった。
部屋の中で飼えるだろうか・・・??
ううん、やるしかない。
それに、この物件は一階で、小さな庭も付いていた。
写真と間取りを何度も見て
決めた。
電話だけで決めて 敷金などを振り込む。
正直不安だったけど
信用するしかなかった。
とりあえず、一番の難関である
「住まい」は確保できた。
【続きはまた今度】
とら
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