とらちゃんとサル。 バカ夫婦歴22年。 何年経っても仲良しで冒険好きな夫婦です。 そんな人生の旅の途中。 出会いや別れの中で気付いたこと、思ったことなどを綴っています。
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
随分前の話だけど
毎日が何だかつまらなくて
希望もなくて
「生きてても仕方ないなぁ・・」なんて
いつのまにか呟いていた。
そんな言葉が出る自分に驚いて 怖くなった。
だって。その環境を私とサルは望んでいたんだから。
そのために手放したものもある。
失ったものもある。
我慢したものだってある。
いろんな思いでやっと手に入れた「今」
そんな「今」のはずなのに
どうしてなのかな。
ため息しか出ない。
繰り返しの毎日。
終わりのない日々。
何かを忘れているような焦りが心の奥でざわざわする。
もう、壊してしまいたい。
そう思っても いろんなしがらみがあって
動けない。
もうこのまま動けない。
そう思っていた。
だけど、そうじゃなかった。
その気になれば動けた。
当時、退職まで安心な仕事に就いていたサル。
福利厚生もしっかりしていた。
私は専業主婦。
理想的かもしれなかった。
理想だった。最初は 確かに。
でも、安心と引き換えに代償として払ったのは
希望の無い毎日。
たしかに安心かもしれなかった。
だけど快適じゃなかった。
自由じゃなかった。
じわじわと真綿で首を絞められるような感じで
時代のせいもあるけれど
年々条件が厳しくなっていく。
それでも「有難い」と思わなきゃいけない。
毎日、地獄から這い上がるように起きていた。
そして、毎日繰り返していた。
何か罪を犯して その罰を受けるように。
今思えば、たしかに罪だったのかもしれない。
「自分を生きる」ということをしていなかったんだから・・・。
でも、ここに来るために犠牲にしたことを考えると
ごまかして生きるしか仕方ないように思えた。
あの頃の私達は 暗い道で彷徨ってるみたいだったと思う。
そこから抜け出せたのは
ひどい住まいのおかげだった。
それは、いうなれば愛犬シロのおかげだった。
【続く】
とら
02 | 2024/03 | 04 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
31 |