【
前回のつづき】
翌日からも忙しかった。
電話をひいたり 引っ越し業者が来たり
荷解きをしたり 市役所に届け出に行ったり
そして、絶対必要なのがエアコン。
5月後半の沖縄は 私たちにとってはもう夏だった。
業者さんが 汗をかきながら取り付けてくれた。
沖縄に来る前に電化製品はほとんど処分したから
(重量で引っ越し代のほうが高くつくと判断したため)
新しい冷蔵庫や洗濯機、ガスコンロなどを買う。
少しずつ 生活ができそうな感じ(笑)
そして、シロを迎えにいく。
これで家族が揃う・・・♪
シロに早く会いたかった。
新しい家に 慣れてくれるかな。
今までの住まいでは シロは主に庭にいて
夜だけ家の中(ローカや玄関)に入って眠っていた。
だけど、今度の住まいは 庭やベランダで飼ってはいけないというルールがあった。
ということは室内で飼うことが条件ということだ。
20キロ近くあるシロが 部屋の中で一緒に生活する。
それは想像がつかなかった。
だけど、これまたやるしかなかった。
部屋の中に、一応シロの場所を作り 私たちは迎えに行った。
元気でいるかな。
不安と期待で落ち着かない気持ちで 車を走らせる。
ようやくお店に着いた。
お店の人に連れてこられ 私たちを見つけると シロは 怒ったように鳴いた。
尻尾をめちゃくちゃに振り
サルと私を舐めた。
少し痩せているように感じた。
目も いつものシロにしてはキっとキツくなっている気がした。
きっと、不安だったんだと思う。
お店も合わなかったのかもしれない。
ごめんね、本当にごめんね シロ・・・・。
早く家に帰って 安心させてあげたい。
もうどこにも行かなくていいよって思わせてあげたい。
車はシロを乗せて 新しい我が家に帰る。
シロにとって初めての我が家。
さぁ どうなる???
そこは さすがにシロだった。
用意された「自分の場所」にちゃんと座り
ご褒美をもらって 安心したのか 眠そうにしていた。
だけど、どこかトゲトゲしていて
私たちに恨み言を言っているような顔をしているようだった。
「もう~!!!これこれこんなだったんだから!!!」
そう言っているような・・・
あの時のシロの顔を思い出すと
今でも申し訳なく思う。
だけど、2、3日したら シロも前のように甘えん坊の顔をして
白くフワフワな身体をして
まるで、今まで室内で飼われていたかのように いたずらもすることなく
言うことをよく聞き
立派な室内犬になったのだった。
大した躾をしたわけじゃないけれど
シロは
「今日からここなんだね。了解。」みたいに
どんなことでも馴染んでくれた。
ありがとうね。シロ。
こうして 2人と一匹の沖縄移住は 無事成功となった。
でも。
まだまだ 人生の冒険は続く・・・・
・・・というか、むしろ始まりだった。
とら
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COMMENT
No Title
もうこの世にいないかも…って悲観的になってみたり、いや、何ヶ月かしてひょっこり帰ってくるかも…って前向きになってみたり… と、なかなかとらさん&サルさんのブログも開けられずにいました。
結局は、生き別れにしろ死に別れにしろお別れするときがやってくるんですよね…
年取ったらダメです、悪い方に考えてしまって、ついでに涙腺もゆるくなって…
しかし、ゆで牡蠣、おいしそうですね。とらさんも食べることがてきてよかったですね(#^.^#)
みちこ様
何歳くらいの猫ちゃんなんでしょうか。
私の実家で飼っていた猫は13歳くらいで
どこかに行ってしまい、帰ってきませんでした。
もう何年も経つのですが、いまだに同じような猫を見るとついつい「あれ?あの子かな?」って思ってしまいます(^_^;)
みちこさんの猫ちゃんは帰ってきてくれるといいですね・・・!!男の子だけにありえるかな~と思ったりもします♪
牡蠣。本当に美味しかったです!!
やっぱり新鮮なものって美味しいもんなんだなと痛感しました♪
コメント、訪問いつもありがとうございます☆
とら
No Title
そろそろ盛りの時期なので、メス猫ちゃんを探しに行ってしまったのかな…
とらさんも猫ちゃん飼ってたんですね。
うちは、この前子供たちと「ここ約20年弱の我が家の猫史」を作成したんですよ。
そしたら、保護して1日で亡くなってしまった子も含めると、17匹と関わってました。
これからこの数はもっともっと増えていくんだろうな…
みちこ様
まだ若いということでしたらそうですね、雌猫ちゃんを探しに行ったり 縄張りを守って雄猫と争ったりと男の子は忙しいかもです(#^.^#)
猫ちゃん17匹ですか~
すごいですね(^^♪
歴史を作るのもおもしろそう・・・☆
とら