とらちゃんとサル。 バカ夫婦歴22年。 何年経っても仲良しで冒険好きな夫婦です。 そんな人生の旅の途中。 出会いや別れの中で気付いたこと、思ったことなどを綴っています。
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愛犬シロがこの世を去って 1ヶ月以上が経ち
ようやく少し気持ちが落ち着いてきた。
最初の頃は心の穴を埋めようと
無理に用事を入れたりしていたような気がする。
かと思うと 何もやる気がおきず
珍しく体調を崩したり。
やたらと眠かったり。
愛おしいものとの別れは 思っていたよりも大きなことだった。
でも、私は歩いて行かなければ・・・。
実際 前に進みたいしね。
ようやくその準備が出来てきたと思う。
時間は流れてる。
一秒一秒。
同じときは二度とない。
今、呼吸をしたこの瞬間も
一生に一度しかない。
だから、これからも
シロの分まで一生懸命生きるよ。
シロとの約束を果たすために
前に進むよ。
シロが天国で守ってくれてるなんて
最高に心強い!
「死」ってすごくすごく嫌なことだと思っていた。
「自分がなくなる」なんてすごく怖いことだと思っていた。
今だって怖いし嫌だけど
でも、シロが天国に行って少しわかった気がする。
人は大切な人が天国で待っているから
自分の死も受け入れていけるのかもしれない。
「先に逝った愛おしい存在に会える。」
そう思う事で受け入れられるのかもしれない。
でもね、シロ。
もちろんお前に会いたいし、いつかは会いに行くけど
まだまだやりたいこともあるし
やらなきゃいけないこともある。
だから、待っていてよね。
私がしっかり生きて
自分の命の寿命が来るまで。
とら
鼻腔内腫瘍といっても 進行の仕方はそれぞれだと思う。
すぐに発作が起こってしまう場合もあるし
その発作も 繰り返したり 長引いたりと いろいろらしい。
外に外に腫瘍が大きくなり顔が変形してしまい、ジワジワと苦しみが長引く場合もある。
顔の変形も 腫瘍がどこに向かって大きくなるか?で
全然違ってくるのだと思う。
シロの場合は目が塞がってしまったことが致命的だった。
いつ起こるかわからない発作を毎日心配し
日に日に悪くなる愛犬を看病し続けるというのは
思ってた以上に苦しかった。
シロの嬉しそうな顔を見られなくなってからの数ヶ月は
毎日が葛藤で 毎日が先の見えないトンネルのようだった。
だけど、シロの病気のおかげで
「命」について 「生きるということ」について 真剣に考え 向き合うことができた。
健康の有難さ、大切さが身にしみたし
シロへの愛や
シロからの愛を 精一杯感じることができた。
どんなにひどい顔になっても 愛しいと思えたし
だからこそ、苦しむ愛しい存在を 苦痛から助けたいと思った。
安楽死という悲しい決断をしなきゃいけなかったこと
本当に苦しかったけど
今はあれで良かったと心から思える。
あのまま続けていれば
完全に失明し、私達のことも全くわからず
痛みと苦痛と暗闇と孤独が待っていたと思う。
そして いつ来るのかわからない発作に今も毎日怯えていたと思う。
もしくは、もう発作が来ていて 「どうして楽にしてあげなかったのか」って
後悔しているかもしれないし・・・
まぁ そこは知るすべもないことだけど。
たくさんのワンちゃんと飼い主さんが
この病気で苦しんでいるんだと
そのこともシロの病気で知ることができた。
「かけがえのない存在」があることも
「今自分が生きている事実」も
シロを通して感じることができた。
闘病生活の中で
答えのない日々だったけど
私とサルなりに
シロの気持ちを必死に感じてきた。
今思うのは
「シロは私達を信じてくれていた」ってこと。
『きっとボクのいいようにしてくれる』って
信じていたんだと思う。
それこそ絶対的な信頼・・・
私達もダメダメなりに頑張ったよ・・・シロ。
シロのためにいっぱいいっぱい考えたよ。
この一年ちょっとの闘病生活。
シロが信じてくれたことに
応えられてたらと願う。
長く書いてきたシロの物語も
一応これで終わり。
でも、シロは私達にとって運命を変えるくらい大きな存在だったから
きっと ブログのあちこちで登場すると思う。
だから、シロ、これからもいっぱい思い出すからよろしくね。
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