まさか、シロが癌になるなんて。
まさか、後少ししか生きられないなんて。
そう先生から聞いて
いろんな葛藤の中
出来る限りシロが喜ぶことをしてきたつもり。
シロは幸せだったかな。
きっと 幸せだったよね。
だからこんな顔
いっぱい見せてくれたんだと思う。
おじいちゃんになっても
赤ちゃんみたいだったシロの寝顔。
愛しくて愛しくて
触りたくて
よく起こしちゃったね。
ウザそうにしながらも
私に付き合ってくれた。
シロの匂い。
大好きだった。
休みになるとドライブが日課だった。
いっぱいいっぱい出かけたね。
力いっぱい走ってくるシロは
本当に嬉しそうで
キラキラしてた。
どんな匂いを感じてたんだろう。
余命をはるかに超えて
一緒に過ごせた日々を 忘れない。
毎日の散歩の一歩一歩を 忘れない。
もみじも 雪の日も 桜も
夏の暑い日も
毎日一緒に歩いたね。
この頃までは
病気だなんて
全然感じさせずに
いつもの調子で
表情豊かなシロだった。
シロ、お前のおかげでどれだけ家の中に笑顔があっただろう。
何度も何度も思う。
『ありがとう』
『よく頑張ったね』
『 ウン。 ボク ガンバッタヨ 』
シロの声が聴こえる気がする。
【闘病生活でもキラキラのシロ】
とら
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