ご無沙汰しておりました・・・。
ちょっと多忙にしており、なかなか書けませんでした(*_*;
とら
【
前回のつづき】
オリンピックに感化された私は やる気満々で
とてもワクワクしていた。
対して役に立ちそうもない 唯一の特技かもしれないことを
今さら学ぶなんて 人に言ったら止められたかもしれない。
でも私は夢中で調べていた。
どうやら学べる場所は沖縄にはなかった。
だけど、あきらめたくなかった。
本土には実家がある。
学ぶ期間は7~8か月。
何とかなるかな?
無茶だろうな。
・・・でも
学んでみたい!
これをあきらめたら この先進んでいけないかもしれない。
私は サルに話してみることにした。
びっくりすることに サルは二つ返事で応援してくれた。
むしろ、このことをとても喜んでくれた。
こうなると もう止まらない。
だけど、半年以上もかかること。
それなりに準備期間や資金も必要だった。
私はもう一度バイトをすることにした。
近所のレンタルビデオ店の店員として。
人間「やりたいこと」があると何だか強くなれる。
「夢」がある!
そんな気持ちになれた。
バイト代は相変わらず安いし、休み時間も少ないけれど
以前のような気もちにはならなかった。
たったひとつでも
何かがあるって素晴らしいことだなと思った。
そんな自信が夫婦の距離も縮めてくれた。
以前のギクシャクが嘘だったかのように
二人の時間が自然と増える。
それが本当に嬉しくて
ついサルを喜ばせたくなる。
それが今の二人の原点なのかもしれない。
今が楽しいと思えること。
そんな時間を二人で過ごすこと。
素直にやりたいことに真っ直ぐに向かうこと。
あのときの私たちは、この間までの二人の溝を埋めるかのように
バイトや仕事が終わると二人であちこちに出かけた。
その時間がとても楽しくて・・・!!
出かけてばかりじゃいけないってどこかで思うのに
やめてしまうと せっかくの今の雰囲気が壊れるような気がして
そっと守り続けるように 頻繁にサルと出かけた。
街を見てあるいたり ドライブしたり
買い物をしたり 食事をしたり
資金を貯めなきゃいけない状況だから
もちろん無茶はしないようにしていたけれど
まるで夢見心地で
夢から覚めるのが怖かった。
【つづく】
とら
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