毎月「ついに・・」と書いている。
そしてついに10月になった。
10月といえば
シロが鼻腔内腫瘍とわかった月。
先生に
「2~3ヶ月の命でしょう」と言われた月。
それが・・・
一年も頑張ったシロ。
4ヶ月目からは「貰った命」と思っていた。
それがこんなに一緒に過ごしてこれた。
・・たくぅ・・・
私の時間を一年シロに捧げちゃったよ。
いつ、発作が起きるか・・・?と思うと
家を空けるのが怖くて
随分長い間経った。
こんなに長生きするなら
もうちょっと出かければよかった(笑)
なんて
そんなことを思えるのも
また食欲が戻り、スヤスヤと寝ている今のシロがいるから。
3日間の絶食の後
2段階前くらいに戻った気がする。
食べられなくなったと思ったものもパクパク食べる。
シロは元気になった。
もちろん、鼻血はたくさん出ているし
膿で目が埋まっているんだけど・・・
でも、足取りもしっかりしているし
痛みもマシなのか
ピクっとなる回数も減っている。
こんなことが起こるなんて・・・
命って何て強いんだろう。
ただ、両方の目が見えなくなったら
どうすればいいのか・・・
それを考えると途方にくれる。
まったく、癌というのは恐ろしい病気だ。
身体の中・・・細胞から壊れてくる。
いろんな粘膜や骨を食いつぶして
シロを内側から壊してくる。
人間でも増えている癌・・・
2人に1人は癌になるといわれているらしい。
きっと、シロは癌の恐ろしさを
私達に教えてくれてるのだと思う。
私も、サルも
健康でいられるように。
シロのメッセージ・・・
ちゃんと受取ったからね。
そして、たとえ癌に侵されていても
シロは元気で過ごせている。
不快な症状に負けず
どんどん出来なくなってくることにめげず
シロは癌と共存して一年が経った。
そんな偉業を成し遂げたとは知らずに
シロは気持ち良さそうに眠っている。
その無垢な表情はやっぱり私を癒してくれる。
すぐに部屋を血だらけにするけど
それでも寝顔に癒される。
私は相当なバカ飼い主なんだな。
ううん
飼い主というのはきっとそういうものだ。
だからみんな悩んで悩んで悩んで・・・
それでも一緒にいるんだ。
一緒にいてくれるってだけで
いっぱい愛を貰えてるんだな。
でね、シロ
病気があったから
シロと一生懸命接することができたんだよ。
本気でシロを喜ばそうとした。
本気でシロにおいしいものをと思った。
本気でシロの感触を味わった。
本気でシロとの時間を大切にできた。
当たり前のように健康だったら
きっと
もっと適当にご飯をあげて 散歩に行って
それだけで義務を果たした気になっていたと思うよ。
私達はバカ夫婦だから
きっとそうなっていたと思うよ。
シロの目が見えている間 私達の顔をいっぱい見てね。
いつまでも覚えていてね。
発作が先か
目が見えなくなるのが先か・・・
どちらにしても、そう遠くない気がする。
神様
どうかシロから光を奪わないでやって下さい。
とら
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