もっと笑えるブログにしたかったのだけれど
どうしてもシロの話を書いてしまう。
ここに書くことによって
自分自身、気持ちを消化しているのかもしれない。
昨日の夕方、相変わらず うまく息をできずにいるシロがウトウトとしていた。
すると突然
「キャン」と言って立ち上がり、バタっと座り込んだ。
どうやら後ろ足がいうことをきかないみたいだった。
びっくりして駆け寄る私に
「大丈夫だよ」とばかりに手をなめてくれるシロ。
私が慰められている場合じゃないのに。
ついに癌が脳に入り込んだのか
表情もうつろで とにかく呼吸が速い。
足がおぼつかないのに シロは落ち着かないようで
歩こうとしてはフラフラとする。
慌てて帰ってきたサル(主人)に
少し耳を後ろにするシロ。
まだわかるんだ・・って嬉しかった。
シロにあげようと思っていたアイスが残っていたことを思い出して
3人でローカに座って食べた。
こんな状態でも食欲はやっぱりあるらしく(笑)
必死でアイスをなめる。
こんなシロを見るからまだまだ希望を持ってしまうんだ。
泣きながら食べるアイスはちょっとしょっぱくて
でも、こんな風に3人で食べれることが嬉しくて
この瞬間を大切にしたいと思った。
苦しそうなシロを見て
楽にしてあげたいと思う気持ちはもちろんあるけれど
いざその場になると
シロがいなくなる恐怖がこみ上げてきた。
いかないで・・・って思った。
いつも義務のように行く散歩も昨夜は行かなかった。
散歩の紐をかけようとすると
嫌そうに 逃げた。
ひとつひとつ
今まで喜んでやっていたことができなくなってくる。
紐をぐいぐい引っ張る遊びも
庭での追いかけっこも
車でのドライブも
匂いをかぐことも
骨ガムを埋めることも
そして散歩も???
涙がとまらなかった。
でも、最後に残った 「食べること」 がある限り
シロを喜ばせることはできる。
それが今のシロとのコミニュケーションだ。
そして夜。
眠るのが怖かったけれど
不思議と静かな夜で
あまりに静かで不安になって目が覚めたら
シロはスースーと眠っていた・・・・!!
神様ありがとう・・・!
シロが眠っている。
起こさないように
足音をたてないように
朝の用意をする。
シロの寝息が
こんなにも嬉しいなんて
当たり前のことが
こんなにも有難いなんて
シロが病気にならなかったら
きっと感謝できなかったこと。
シロが教えてくれた。
ありがとう、シロ。
今日も生きていてくれてありがとう。
とら
にほんブログ村
PR