信じられないけど9月がやってきた。
9月といえば
シロが初めて鼻血を出した月。
あの時は、シロが鼻の下に何かを付けているのかと思って
サルと笑ったっけ。
そして取ってあげようとして 血だって気付いて本当にびっくりした。
それが始まりだった。
あれから1年。
信じられないけど1年が経とうとしている。
2,3ヶ月しか生きられないと言われたシロが・・・。
ステロイドは一日置きに飲ませるようにした。
ステロイドがないとしんどそうにも感じるし
あまり関係なくも見える。
もう、薬が効いていないのかもしれないな。
だけど、少しでも楽になるような気がして飲ませてしまう。
一日のほとんどを寝て過ごして
今の一番のシロの楽しみは
夜の散歩だ。
どうやらこれはシロの最後のお楽しみらしい。
散歩の時間になると
眠たくても必死で起きている。
私達に忘れられないように ドアの近くでアピールする。
(忘れるわけがないんだけど)
どんなにフラついていても
苦しそうでも
絶対に毎日行く。
「今日はやめとく?」
そう聞いても
シロはやめない。
リードに手を入れ
私達に引っ張られるように
それでも歩く。
匂いもわからないから
ただ歩いてるだけなんだけど
それでもシロにとってはきっと楽しいんだろう。
いつものコースにプラス少しのおまけ。
この「おまけ」が大好きらしく
「おまけコース」が近づくと
それまでトボトボだったシロは
急にぐいぐいと「おまけコース」に向かって歩く。
こんな力、どこにあったの?って思うくらい強く。
それで、サルも私も
「わかった、わかった」って笑いながら
「おまけ」を歩く。
「もう9月だね」なんて言いながら3人でゆっくり歩く。
いつまでこのコースが歩けるかわからないけれど
きっと今夜も3人で歩くんだろうな。
サルといろいろ話し合った。
答えの出ることじゃないから 答えが出たのかどうかわからないけど
時々見せる シロらしい しぐさがあったり
散歩に行って おまけコースにぐいぐい引っ張る行動をしたり
自分の力で歩いて、ご飯を食べられるうちは
やっぱり見守って行こうって・・・。
苦しくて、つらくて、痛いかもしれない(そうだと思う)
だけど、もうちょっと、シロがシロでいるうちは
やっぱり生きていて欲しい。
きっと、「その時」が来たら
私もサルも迷わずに 「シロを楽にしたい!」と
自然にそう思うんじゃないか。って・・・
だけど、近そうで遠い気がする「その時」・・・
だって、ず~っと冬毛だったシロは
毛換えを始めた。
シロはちゃんとこの先も生きる準備をしている。
季節が完全に逆になっちゃってるけど・・・( ̄Д ̄;;
とら
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