【
前回からのつづき】
独立といえば聞こえがいいけれど
実際は毎日が不安定だった。
だけど、一つのビジネスがうまくいっていたので
それに頼りながら 少しずつ手を広げていった。
よく『チャンスの女神は前髪しかない』
(実際想像すると怖いけど(笑))
と聞く。
チャンスはすぐに掴まないと どこかに行ってしまう。
ということらしい。
その時は それを信じて いろいろな「チャンスと思えること」を掴んでみた。
次から次に起こる問題に対処し
いろいろな人に会いに行った。
楽しかったのか?と聞かれると
今思い出して楽しかった思い出なんて一つもない。
だけど、身になったか?
と聞かれると
答えはYESだと思う。
まぁそれは、随分後になってのことだけれど。
自己投資という不安定な項目で消えていくお金。
それによるストレス。
こんな毎日でいいんだろうかという不安。
当時の私たちは 相変わらず綱渡りのようで
地べたを這っているようで
沼にはまっているようで
どこか苦しかった。
だけど、いろいろな出会いの中から
困ったときに助けてくれる人にも出会えた。
同時に 出会いの中でも
詐欺師のような人もいた。
その頃の私たちは それを見分けるだけの力もなく
だけど 必死で
どれが本当の道かを探していた。
そんなすべてが
『やりがい』に感じていたのも事実で
私たちは「生きている!!」実感に包まれていた。
それに毎日が自由だから 好きなこともした。
その自由は 安定と引き換えに得たものなんだと
その時に痛感した。
【つづく】
とら
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