【
前回のつづき】
記念すべき(?)出願の日がやってきた。
何度も何度も書類を見直し 修正し ついにその時間がやってきた。
出願自体は案外あっさりとしていて どんなことをしたのか思い出せないほど。
でも、私とサルにとっては 希望で心がワクワクしていた。
何かが飛び出しそうだった。
「ついにやった!!!」
嬉しくて 嬉しくて 二人でかなり盛り上がっていた。
飛び上がりたいほど嬉しいことって 人生に何度あるだろうか。
何かが変わる。そう信じていた。
興奮した二人は その夜 なかなか眠れなかった。
次の日も、出した書類が気になって
こうしたほうが良かったかも・・・とああだこうだ考えて またまた眠れなかった。
そして風邪をひいた(笑)
やっぱりバカだなと今も思う。
だけど、あの時は本当にどこかに行ける一歩を踏み出したと確信していた。
実際、そうだったのかもしれない。
でも、その時点では 特許出願くらいでは何も変わらないのが現状だった。
でも、それからの私たちはとにかく必死でいろいろなことを学んだ。
なけなしのお金を使って いろいろなものを買って 貪欲に知識を増やした。
あのガッツは本当にどこから来ていたのか。
新しい知識はどれも 本当に世界がひっくり返るようなことが多く
それを学ぶのがとにかく楽しかった。
自分が変わっていく・・・そう実感した。
常識が常識じゃなくなって
大切だったことが大切じゃなくなって
どうでもいいと思っていたことがすごいことで
知らない・・・ということがどんなに怖いことなのかを痛感した。
そして・・・
特許出願から数日後
また新しいことをやってみることにした。
それは 株式投資というやつだった。
【つづく】
とら
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