とらちゃんとサル。 バカ夫婦歴22年。 何年経っても仲良しで冒険好きな夫婦です。 そんな人生の旅の途中。 出会いや別れの中で気付いたこと、思ったことなどを綴っています。
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【前回のつづき】
禁煙を始めたサルは案の定イライラしていた。
習慣というのは本当にすごい。
いつもキッチンの換気扇下で煙草を吸っていたサルは用もないのにその場所に行く。
その辺りでウロウロウロウロ・・・・
そんな様子を笑いながら見ている私。
「何してるの?」
と聞くと
「ここにいると落ち着く」
だそうだ(笑)
本人は大真面目なのがよけいにおかしくて
「無理しないようにね」と言っておいた。
2、3日はそんなイライラしているサルを見ていた。
イライラは伝染する。
何だか私までイライライライラ・・・・
「もう禁煙やめたら?」思わずそんなことを言ってしまう。
だけど、サルは本気でやめる気らしい。
もしかしたら・・・と私も思った。
すると
「もう タバコはやめられた!!」
とわけのわからないことを言うサル。
「やめられた」って・・・
そんな簡単じゃないんじゃないの?
私は煙草を吸ったことがないので、そこんところはよくわからなかった。
禁煙は難しい。
誰もがそう言う。
だけど、サルは何かスッキリした顔をしていた。
そして、本当にその日からまったく煙草を必要としなくなった。
まるで、最初から吸っていなかったかのように・・・・。
もう、何年も経つけれど 本当に吸うことはないまま今日に至る。
何度も禁煙に失敗していたサルがどうしてこの時はあんなにアッサリとやめられたのか。
不思議だけれど、横で見せつけられたんだから信じるしかない。
禁煙パッチも禁煙パイポも お医者さんもいらなかった。
正直、横で吸われているのも嫌だったし
部屋も黄色くなるし
臭いも嫌いだし
喫煙席に座らないといけないし
そもそも健康に害があるんだし
パートナーにとっては良いところは全然なかった。
だから、今は本当に嬉しい。
もう、かなり前のことだから、
煙草を吸うサルのほうが信じられない。
こんなに簡単にやめられて、妻としては大助かりだった。
でも、おそらくはサル自身が一番自由になれただろう。
その気持ちはサルにしかわからない。
というより、煙草をやめた人にしかわからない。
どんな経験も何かの役には立つ。
サルの経験が誰かの役に立てたらいいな。
また、このことを紹介できたらいいなと思う。
とら
【つづく】
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ついに勉強も試験も終わり 沖縄に帰る。
空港まで迎えに来てくれていたサル。
前に会った時は夏だったのに、すっかり冬になっていた。
(といっても沖縄はまだ暑いくらいだけれど)
またもや感動の再会!!
と思いきや・・・・
沖縄に一度は行ってみたいという母を連れての帰宅だったので
感動もまったくなく・・・
母のペースでの再会だった・・・・(泣)
おまけに、母は私たちの家に泊まるというのだから本当に空気が読めない(笑)
いや、もちろん泊まることは構わないんだけれど
仮にも4か月ぶりの再会なんだから ちょっとは遠慮してほしかった・・・・
まぁ 母に遠慮といってもそれは無理な相談なんだけれど・・・
もし、母がいなかったら
どんな再会だったんだろう・・・??
それは今も時々思う。
人生にはとっておきの瞬間が時々ある。
後ろでBGMが聞こえてきそうで まるで映画かドラマのような。
あの夏の再会はまさにそうだったんだけど
やっぱり今でもあの時のことはちゃんと録画してあるみたいにハッキリ覚えている。
だから・・・
この 母に台無しにされた 起こるはずだった「とっておき」が悔しいというか 残念というか・・・
ま、それも含めて「いい思い出」になっているのだけど・・・♪
母はさておき(笑)
8か月ぶりの沖縄は本当に眩しかった。
太陽のパワーが全然違う。
空の色が違う。
緑の色が違う・・・・・!!!
母の観光案内をしながら しみじみ やっぱりいい所だなと思った。
そして・・・・・
数日後・・・・
試験結果が届く。
【つづく】
とら
【前回のつづき】
4か月ぶりに再会した私たち夫婦。
そりゃもう毎日が信じられないくらい幸せだった。
もちろん、用事がいっぱいあったから 二人でいられるのは夕方から夜だけ。
だけど、向かい合って しゃべりながら食べる食事がこんなにおいしかったなんて。
車で走りながら二人で話をすることがこんなに楽しかったなんて。
食べるものなんて何でもよかった。
行く場所だってどこでもよかった。
こんな思いを体験できた私は幸せなんだと思う。
これが今の私たちの原点かもしれない。
これも不仲時期があったからなんだな。
人生何が良しとなるかわからないから不思議。
だから、「今」が大変でも辛くても
この後の幸せに繋がっているんだって今も思える。
毎日手伝いや用事がいっぱいあって朝が早いのに
眠るのがもったいなくて
夜中まで二人話し込んでいた。
後数日したらまた離れ離れの生活になる。
そんな限られた時間が愛おしくて。
まるで 滅多に会えない恋人同士みたい。
そう思ってまた二人で笑った。
そんな幸せな時間にも終わりがやってくる。
サルは空港に 私は勉強のために初めての町に。
反対の方向の電車に乗る。
お互いに手を振り
お互いの姿が小さくなっていく・・・
でも 寂しいなんて言っていられない。
気持ちを切り換えていかなければ サルに申し訳ない。
そう思って 前を向いた。
だけど初めての町での勉強を終えた私は
なんだかプッツリと糸が切れたようになった。
サルとの楽しかった一週間とのギャップがあまりにも激しくて
実家でも落ち着かないことが続いていたから居場所もなくて
また・・・・手を出してしまった(笑)
ずっとやめていたパチスロに・・・・・!!!(爆)
そっちか~~~!!!(笑)
いやぁ 一人でできることなんてたかがしれてるのかもしれない(汗)
まぁもちろん すぐにやめたけれど。
何をしに 遠くまで来ているか ちゃんと自覚はしていたんだから。
また、勉強の毎日が始まった。
とにかく入れられるだけの気合いを入れた。
【つづく】
とら
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