4,5日ほど前からシロが少し元気がない。
きっと元気がなくても当然なんだけど
当たり前のように元気一杯のシロを見ていて、どこかで期待していた自分に気付いた。
朝のご飯は時々吐く。
シロの自慢の白い毛には血の跡。
腫れが圧迫しているのか、目やにも出るようになった。
そして、何よりシロから出ている元気いっぱいのオーラが弱くなった。
初めて鼻血が出たときから7ヶ月・・・
そんなに経っているんだから当然だと思った。
「何もしなければ2,3ヶ月でしょう」
と言われてから
もうすぐ半年。
シロはただひたむきに 命の限り生きるんだと思う。
最期のその時まで。
シロが私達の家族になったのは12年前の冬だった。
白くまのぬいぐるみみたいで
毛はムートンみたいだった。
目は真っ黒で少しまつげが長く
友達にも「CMに出れそう!」と大人気だった。
(性格的に人に慣れないので到底無理だけど)
オスワリもフセもすぐに覚え
トイレもうまくできた。
トイレがうまく出来ただけで誇らしげに胸をはり
ご褒美をもらっていたシロ。
すごいことをやってのけた!とばかりに自信満々だ(笑)
どうすれば誉められるか
どうすれば叱られるか
どうすればご褒美がもらえるか
そういうことはすぐに覚えて
愛情を受けるのがすごくうまかった。
(見習いたいくらい)
今でも変わっていない。
留守にしてもまったく悪さをせず
私達が忙しいときは邪魔をせず
自分の時間には思いっきり甘えて癒してくれる。
きっと、シロが賢い犬だったんだろう。
でも、私達なりにうまく育てられたと思う。
シロは幸せだったに違いない。
そして私達にもたくさんの幸せをくれた。
今もまだ、癌を患っていてもなお 私達に幸せをくれる。
笑顔をくれる。
少し元気はなくなったけれど
相変わらず食欲はあるし
大好きな車にも喜んで乗る。
番犬として家も守ってくれてる。
今日もありがとうシロ。
明日も会おうね。
とら
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