シロが初めて鼻血を出してから一年が経った。
前足が弱ってドンドン歩けなくなるのか?
と思いきや
コツを掴んでうまく立ったり歩いたりしている。
シロがよく歩くところにゴム素材のマットを敷いたら
かなり気に入ったらしく トコトコと歩いている。
私も、夜中の「カチャカチャ」音がなくなり
ようやく安眠できるようになった。
最近のシロは、どうやら夜中にかなり動き回る。
これは「徘徊」というやつなんだろうか?
それ以外の変化としては
少し前から 食事が難しくなってきた。
いつものようにご飯を食べようとして口を開けたとたん
「キャン!」
どこかを打ったようでもない
口を開けたら痛いようだ・・・
それが2回ほど続くと
ご飯=痛い
になったらしく
急に食べなくなった。
あんなに好きだった魚が入っていても食べない。
「ほら、大好きだった魚だよ!」
と手であげると食べる。
でも、自分からは食べない。
甘えているのかな・・・?
食べ物を細かくして、口をあまり開けずに食べられるようにしても
「痛い」と思い込んでいるのか、なかなか食べない。
そのうちお腹が空くと1人で食べていたけれど
こんどは食べると必ずくしゃみがでるようになった。
鼻血を撒き散らして
苦しそうにくしゃみをする。
そしてその刺激でオシッコがしたくなり
庭に出る。
そんなことを繰り返しているうちに
食べる=嫌なこと
になってきたようで
あの食欲旺盛なシロが
ほとんど食べ物を欲しがらなくなった。
大好きだったビスケットもパンも食べない。
食べるのは ジャーキーとちくわとソーセージ。
身体に良いとか悪いとか
それ以前に
口に何かを入れることで
スイッチが入ってようやくご飯も食べてくれる。
それも、毎日パターンが違うから困ったもんだ。
ちくわはペっと吐き出す日もあれば
食べる日もある。
どうやらソーセージはお気に入りで吐き出したことはない。
そういったもので、「食べたい」と思わせて
ようやくご飯を食べる。
困ったのが薬だ。
今までは大好きな食パンに包んであげていたんだけれど
ちくわやソーセージに埋め込んでなんとかあげている。
それでも、薬だけ吐き出したりするからやっかいだ。
空腹だと薬だけあげるのもよくないかなと思うし
最近は薬もきちんと飲んでいない。
でも、症状は大して変わらない。
・・・ということは、今はほとんど薬は効いていないってことだ。
もう薬もお手上げなんだろう・・・。
貧血防止のために、サプリだけでも飲ませたいが
それもいつまで飲ませられるだろう・・・・。
口に癌がひろがっていくと
食事が困難になると先生は言っていた。
これがそうなんだろうか?
だけど、ちょっとぷっくりしているシロは
痩せた感じもなく、相変わらずモコモコしている。
2、3ヶ月しか生きられないと言われた命が
11ヶ月も生きた。
そりゃあいろいろな症状が出て当然だ。
目も、少ししか見えていない。
足も、随分弱っている。
食事も困難になってきた。
次はどうなるんだろう・・・・?
シロはいつまで記録を更新するんだろう。
苦しいんだろう
辛いんだろう
でも、涼しくなってきて
スヤスヤ眠ることが多くなってきたシロを
やっぱりカワイイと思う。
やっぱり生きていてほしいと思う。
でも、何よりも幸せでいてほしい。
幸せな瞬間が一秒でも多くありますように・・・。
とら
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