【
前回のつづき】
その夜、前々から
「トイプードルを迎えるならココ!」
と決めていたブリーダーのHPを見ていた。
犬のことをとっても大事にしていて
飼い主への指導もしていて
トリミングやホテルも利用できて
こういうブリーダーのもので育った仔犬なら
健康で強いだろうな~って思った。
でも・・・
高そうだなぁ~~・・・
いくらくらいなんだろう・・・??
ペットショップとは違い
「この子はいくらです」と書いていないだけに
ちょっと怖い・・・(笑)
準備をするためにも、一度いろんなことを聞きにいってみるのもいいかもしれない。
HPにも、「是非、犬舎を見学にお越しください」とある。
どんな準備が必要で
どんな環境が良くて
そしていくらくらい必要なのか・・・。
そのあたりがわからないことには
想像するばかりで何も進まない・・・。
「明日、見学に行ってみたら?」
サルが言った。
嬉しいような不安なような・・・
どこかで腰が引けていた。
「なんでだろう?」
自分の気持ちがよくわからない。
だけどやっぱり、とりあえず・・・と見学に行くことになった。
何故だかちょっと怖かった。
電話をするとき
「今日は突然なので無理です」と断られるといいな。。。と思った。
不思議だな。
あんなに楽しみなはずなのに・・・。
人というのは、どこかで嬉しいことが怖いのかもしれない。
・・・というより変化がやっぱり怖いんだろうな。
だけど「その時間ならいいですよ」との返事で
緊張しながらブリーダーに向かう。
「今日は話を聞きにいくだけだから・・・!!」とサルに念を押す。
ホントは念を押していたのは自分自身へ・・だった。
慌てて飼いたくなかった。
ちゃんと準備をしたいと思っていた。
だけど・・・・
だけど・・・・
その子を見た途端・・・
サルを見上げるその子の目を見た途端・・・
シロの目を見たような気がした。
「久しぶり」
そう言ってるような気がした。
「この子かわいいな~シロに目が似てる」
サルも同時に言った。
この子がいい。
そう思った。
この子だ・・・!
そう思った。
でも・・・あまりに突然で
あまりに準備不足で
あまりに不安で・・・
頭がぐちゃぐちゃになった。
だけど、この子は家に来る気がした。
シロじゃないのはわかっているし
生まれ変わりがあるのかもわからない・・・
この子はこの子だ。
だけど
この子と暮らしたい・・・。
そう強く思った。
サルも同じ気持ちで
あれよあれよと話が進んだ。
迎えに来る日も決まり
いろんなことを聞き
脳みそが付いていけないほどグルグルと動いた。
嬉しいし
嘘みたいだし
不安だし
本当にいいのかな・・・って
そんな気持ちでぐちゃぐちゃだった。
あの子じゃなかったら決めてなかった。
こんなに早く出会うなんて・・・
あまりの変化に戸惑った。
だって・・・トイプードルと決めたのは
昨日だったんだから・・・・。
こんなことでいいの?
だけど、あの子がいいなら「今しかない」
そうしてバタバタとやってきたトイプードルの「花」
今は隣で眠ってる。
また、花のことも書いていくつもりだけど
やっぱり思う。
シロに似ている。
もしかしたら本当に生まれ変わりはあるのかもしれない。
それとも。
そうやって重ねてしまうものなんだろうか・・・。
いずれにしても
花に手を焼かされるおかげで
シロへの寂しさや
切なさは埋められていく・・・。
今は、シロと花と一緒に暮らしているような感じで
きっと愛は増えていくんだ。
そう実感する。
突然だったけど
運命だったんだと思う。
きっとそれは会ったらわかる。
「この子だ」って。
花・・・家に来てくれてありがとう。
シロ・・家に戻ってきてくれてありがとう。
とら
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