【
前回のつづき】
順調だった私の人生が落とし穴にはまったような気がした。
周りの友達はみんな順調のように思えた。
私以外のみんなが順調のように思えた。
流産の処置をするために婦人科に行くと
嬉しそうにお腹をさすりながら妊婦さんが待合室にいる。
ここは命が産まれる病院。
そんな場所で処置のために待っている私。
この前まではあっち側だったのに。
むなしくて
せつなくて
なさけなくて
こわくて・・・
自分の身に何が起こってるんだろう。
なんだか悪い夢を見てるような気がしていた。
麻酔のききが悪く
めちゃくちゃ痛いし
意識もあるからよけいにつらかった。
あぁ私 流産したんだ。
ごめんね。。。
ちゃんと育てられなくて。
何がわるかったんだろう?
冷えたのかな?
ストレスかな?
そんな風に後悔もした。
でも、自然流産なんだから
きっと何を思っても仕方ないんだ。
病院では
「流産の後は妊娠しやすいので、また頑張りましょう!」
なんてイケイケだし。
「はい!」なんて言ってみたけど
実際はなんだかぼんやりしていた。
でも。
女に生まれた以上
母親というものになってみたいよね。
失ったものを取り戻すような気持ちで
その先生の言葉にすがった。
本当に多くの人が喜んでくれたのに
その人たちをがっかりさせちゃったから
本当の私の気持ちも
サルの気持ちも
わからないまま
先生の言うとおりに次を待ち望んだ。
次こそは・・・!!!
そう願った。
そして。
流産から半年だったかな。
二度目の命が宿ったことがわかった。
【つづく】
とら
↓いつもクリックありがとうございます!
にほんブログ村
PR
COMMENT
No Title
小さい頃はお母さんになるって当たり前に思ってたのにですよね。私のような体質でもミラクルが起きて出産する方もいたり。どうして自分にはそのミラクルが起こらないだろうとかいろいろ考えてしまいます。でも、こうして今日も元気で夫婦で仲良くいられる事に感謝するようにしています。突然、失礼しましたがとても同感できたのでコメントさせてもらいました。
ゆみ様
訪問頂き、そして暖かいコメントまで頂きありがとうございます!!
本当ですよね。
当たり前が崩れることが自分の身に起こるなんて当時は受け入れるのに時間がかかりました。
でも、ゆみさんのおっしゃるように
毎日元気で夫婦仲良しでいられること本当に感謝ですよね♪
いろいろな思いがありましたが、今はようやく今に感謝できるようになりました。
またそんなことを綴っていく予定です。
亀のような遅い更新ですが、またお立ち寄り頂ければ嬉しいです。
とら